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Top Menue 呼吸器の薬x6 喘息の薬(吸入)

吸入ステロイド薬
キュバールフルタイドパルミコートオルベスコアズマネックスアニュイティ

ステロイドには優れた抗炎症作用があります。これを予防薬として毎日規則的に吸入するのが喘息治療の基本です。エアゾール式とドライパウダー式があり、各製剤により吸入方法、吸入回数が違います。正しい使い方をよく習っておきましょう。いずれも気道局所に作用しますので、飲み薬のような全身性の副作用はまずありません。口内炎や声嗄れ予防には、使用後のうがいが大事です。

それぞれに成分量が異なる複数の製品があります。一般的に、軽症〜中等症には低用量製剤を、重症例には高用量製剤を用います。しばらく続けても効果不十分ならば段階的に増量またはβ2刺激薬を追加併用します。逆に、症状が安定したなら、治療上の必要最少量となるよう減量(ステップダウン)を考慮します。漫然と長期大量使用を続けるのは好ましくありません(全身性の副作用がでやすくなります)。そのときの症状に応じ、きめ細かな指導を受けるとよいでしょう。

β2刺激薬
サルタノールインヘラーメプチンエアーベロテックエロゾルセレベント

強力な気管支拡張薬です。発作時には、サルタノールやメプチンなど速効・短時間型のβ2刺激薬を吸入します。早めの使用がポイントです。ひどくなってからだと、よく効かないことがあります。もし、決められた最大量を吸入しても発作がおさまらないときは、それ以上使わないで直ちに医師の診察を受けてください。過剰に吸入すると、心臓への刺激が強まり危険です。短時間型のβ2刺激薬は発作用で、予防には用いません。

一方、長時間作用性のセレベントは、維持管理薬(予防薬)として定期吸入します。ただし、喘息の原因となる炎症性病変を治すことはできないので単独では用いません。必ず、吸入ステロイド薬と併用しなければなりません。処方対象は、吸入ステロイド薬だけでは効果不十分なやや重い軽症持続型以上です。なお、ステロイド薬に長時間作動型β2刺激薬を配合した吸入剤も開発されています(下記)。

ステロイド薬・β2刺激薬配合剤
アドエアシムビコートフルティフォームレルベア

ステロイド薬と長時間作動型β2刺激薬を配合した吸入剤です。2つの成分がいっしょに作用することで、気道の‘炎症’と‘狭窄’の両方を同時に改善します。処方対象は、吸入ステロイド薬だけでは効果不十分な軽症持続型以上の喘息に対してです。予防薬になりますので、毎日定期吸入することになります。吸入回数はアドエアとシムビコート、フルティフォームが1日2回、レルベアは1日1回だけです。

アドエアは、作用が強力なステロイドのフルチカゾン(FP)(フルタイド)と、長時間作動型β2刺激薬のサルメテロール(セレベント)を配合した吸入剤で、ドライパウダー(粉)式とエアゾール(噴霧)式の2タイプが販売されています。規格が豊富で低用量製剤は小児への適用も可能です。また、一部の製剤は慢性閉塞性肺疾患(COPD)に対する効能を取得しています。

次のシムビコートは、ブデソニド(パルミコート)とホルモテロール(アトック、オーキシス)の組み合わせになります。β2刺激薬のホルモテロールは、速効性と持効性を兼ね備えたβ2刺激薬です。このため、定期吸入中に発現する発作に追加頓用することができます。フルティフォームは、フルチカゾン(FP)とホルモテロールを配合したエアゾール式の吸入剤です。最後のレルベアは、1日1回吸入の利便性の高いドライパウダー式吸入剤で、配合成分はフルチカゾン(FF)(アニュイティ)とビランテロールになります。

抗コリン薬
アトロベントテルシガンエロゾルスピリーバシーブリ

気管支を収縮しにくくする吸入薬です。作用はおだやかで、β刺激薬ほどの切れの良さはありません。このため、症状悪化時あるいは重症例に補助的に追加・併用する程度です。アトロベントとテルシガンは旧来の短時間作用型、スピリーバとシーブリは開発が新しい長時間型です。スピリーバ(レスピマット)は、長時間作用性抗コリン薬として初めて喘息の適応を追加取得しています。シーブリは、保険適応外ですが、慢性閉塞性肺疾患(COPD)合併例に予防薬として処方されることがあります。

抗アレルギー薬
インタール

予防薬として毎日規則的に吸入する必要があります。よい効果がでるまで少し時間がかかります。喘息発作が起きてから急に使用しても、発作を止めることはできません。


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<メモ>
  • 喘息は「気道の慢性炎症にもとづく病気」と考えられるようになりました。ですから、吸入ステロイド薬を長期管理薬(予防薬)として毎日吸入し、気道の炎症をしずめておくことが発作予防に非常に重要なのです。ステロイドを増量しても効果不十分な場合は、長時間作動型のβ2刺激吸入薬を併用するようにします。

  • 吸入薬には‘予防用’と‘発作用’があります。予防には維持療法としてステロイド薬を単独または長時間作動型β2刺激薬を併用し、発作には速効・短時間型のβ2刺激薬を用いるのが基本です。規定回数の吸入で発作が治まらないときは、病院で注射薬などによる治療が必要となってきます。

  • もし2種類以上の吸入薬を同時に使用する場合は、まず気管支拡張作用をもつβ刺激薬、次に抗コリン薬、最後にステロイド薬または抗アレルギー薬の順で吸入するとよいでしょう。はじめにβ刺激薬で気管支を十分に広げておけば、後から吸入する薬剤が気道の奥まで到達しやすくなるわけです。5〜10分くらい間隔をあけて、次の吸入をするようにしてください。

    
    

 
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おくすり110番