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Top Menue 他の感染の薬x11 エイズの薬-4

抗菌薬
クラリスクラリシッドジスロマックリファジンミコブティンエサンブトールなど。

エイズになると、いろいろな感染症にかかりやすくなります。これらの薬剤は、とくに播種性マイコバクテリア感染症(MAC症)に有効です。そのほか、さまざまな抗生物質や抗菌薬が各種の細菌感染症に用いられます。

抗ウイルス薬
バリキサ、デノシン(注射)、ホスカビル(注射)

サイトメガロウイルスによる網膜炎や肺炎の治療に使用します。副作用で多いのは、頭痛、気分の変調、血液の異常などです。

抗真菌薬
ファンギゾンアンコチルイトリゾールジフルカンフロリードラミシールブイフェンドエンペシドトローチ、ファンギゾン(注射)、ファンガード(注射)、カンサイダス(注射)

カンジダをはじめとする各種の真菌症に有効な薬剤です。エンペシドトローチは、口腔カンジダ症の治療に用いるトローチです。重症な深在性真菌症(内臓真菌症)に対しては、ポリエン系のファンギゾンやキャンディン系のファンガードあるいはカンサイダスなどの注射薬による強力な治療をおこなう必要があります。

ニューモシスチス肺炎の薬
バクタバクトラミンサムチレール、ベナンバックス(注射)

サルファ薬のバクタは、本来、細菌感染症の薬ですが、酵母様真菌のニューモシスチス・イロベチーにも有効です。ニューモシスチス肺炎(カリニ肺炎)の治療には大量を、予防には少量を用います。効果が高く第一選択薬としますが、副作用がでやすいのが欠点です。一方、サムチレールは治療効果ではバクタに劣るものの、副作用が少なく長期服用も比較的容易です。このため、サルファ薬が副作用で使用できない場合の代替治療薬として推奨されます。ベナンバックスは予防薬として吸入療法をおこなうことがあります。いずれも、ニューモシスチス以外の真菌には適用しません。


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<メモ>
  • 免疫力が低下しエイズを発症すると、別のいろいろな感染症にかかりやすくなります。いわゆる日和見感染です。マイコバクテリウム、サイトメガロウイルス、カンジダ、ニューモシスチス(旧:カリニ原虫)・・感染力の弱い微生物にまで侵され重症化してしまうのです。そのため、抗菌薬や抗ウイルス薬、抗真菌薬などにより十分な治療をおこなわなければなりません。

  • エイズウイルス(HIV)の感染力は非常に弱く、ふつうの社会的な接触であれば感染することはありません。ただし、性的接触により感染するおそれがあります。最近の新たな感染者は、性行為によるものがほとんどです。抗エイズウイルス薬で治療を行っていたとしても、その点は同様です。

  • 日本では依然として増え続けています。先進国としては異例な状態です。潜在感染者数は、4万人とも5万人ともいわれます。エイズの検査は、全国の保健所で無料でできます。また、エイズに関する相談は「エイズ予防財団」で受付けています(0120-177-812)。

    
    

 
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