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▼酵素阻害薬 ※フオイパン、FOY、フサン、ミラクリッド 膵炎は、膵液(消化液)に含まれる消化酵素により膵臓自体が傷ついてしまう病気です。フオイパンには、膵液に含まれるトリプシンなどの消化酵素の働きを阻害する作用があります。膵液から膵臓を守るとともに、腹痛や吐き気などの自覚症状を軽減します。内服薬のフオイパンは慢性膵炎に適応しますが、激しい症状をともなう急性膵炎には、注射薬のFOY、フサン、ミラクリッドなどによる強力な治療が必要です。 ▼鎮痛・鎮痙薬 ※ロキソニン、ボルタレン、レペタン、ブスコパン、コリオパン、セスデン、チアトン、コスパノン、スパカール 膵炎にともなう腹痛をやわらげます。ロキソニンやボルタレンに代表される一般的な鎮痛薬(NSAIDs)のほか、激しい痛みに対しレペタンなど強力なオピオイド鎮痛薬を用いることがあります。ブスコパン以下は鎮痙薬の部類です。鎮痛・鎮痙作用にくわえ膵液の分泌抑制効果が期待でき、またコスパノンとスパカールには膵液の十二指腸への流れをよくし膵臓の内圧を下げる作用もあります。 ▼消化薬(一般) ※パンクレアチン、ベリチーム、エクセラーゼ、タフマックなど 消化酵素が配合される消化薬です。膵炎にともなう消化不良に用います。食物の消化吸収をうながし、栄養状態を改善します。また、間接的に膵液の分泌がおさまるので、膵臓を休めることになります。大量消化酵素補充療法(膵酵素補充療法)として服用量がかなり多くなるかもしれません。食直後か食事中に飲むと効果的です。 ▼消化薬(高力価) ※リパクレオン 高力価パンクレアチン製剤です。従来のパンクレアチンと比較して7〜8倍の酵素活性をもちます。このため、膵酵素補充療法をおこなう場合でも、以前のような大量投与を必要としません。適応となるのは、病状が進んだ慢性膵炎または膵臓を切除した場合などで、消化酵素欠乏による膵外分泌機能不全を呈している場合です。 ▼胃酸抑制薬 ※タガメット、ザンタック、ガスター、アルタット、アシノン、オメプラール・オメプラゾン、タケプロン、パリエット、ネキシウム 強力な胃酸分泌抑制作用をもつH2ブロッカーとプロトンポンプ阻害薬です。膵炎では腸内に胃酸が残りがち。この酸をおさえると、消化酵素薬の働きがよくなります。また、十二指腸内の酸がおさえられると、その刺激が少なくなり膵液の分泌がおさまります。結果的に、膵臓を休ませ守ることになるのです。 ▼その他 ※ビソルボン、エレンタール ビソルボンは、膵液の粘度を低下させることで、溜まった膵液の腸管への排出促進効果が期待できます。通常は、痰切りに用いる薬です。成分栄養剤のエレンタールは、膵臓や胃腸を休ませるための食事代わり。絶食から普通食へのつなぎ役をします。 [PR] 人気の薬系書籍ベスト30 「くすり本NAVI 」
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Good luck & Good by ! | ||
おくすり110番 |