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▼ゲル形成薬 ※コロネル、ポリフル 便の固さをほどよくし便通を整えます。安全性が高く、下痢と便秘の両方に効果があるので、下痢型、便秘型を問わず過敏性腸症候群に対する第一選択薬とすることが多いです。食後にコップ1杯ほどの十分な水で服用してください。 ▼消化管運動調律薬 ※セレキノン 胃腸の調子を整える作用があります。とくに、下痢をともなう過敏性腸症候群に好んで用いられます。食前に飲むと効果的です。 ▼5-HT3受容体拮抗薬 ※イリボー 下痢型の過敏性腸症候群に用います。特に、男性の下痢型過敏性腸症候群に対しては、薬剤治療の第一選択薬の一つとして推奨されます。女性にも使用できるようになりましたが、男性に比べ実績が少なく、また硬便や便秘の発現率が高いため、より慎重に用いる必要があります。男女とも便秘があるなら不適当です。 ▼GC-C受容体作動薬 ※リンゼス こちらの適応症は便秘型です。腸管に直接作用し、腸内の水分量を増やしたり、腸の運動を活発にして便通をつけます。さらに、大腸の痛覚過敏を抑制することにより、腹痛や腹部不快感を改善するのです。便秘型過敏性腸症候群における有用な治療選択肢になります。 ▼乳酸菌製剤 ※ラックビー、ビオフェルミン、エンテロノンR 下痢や便秘症状が改善され、腸の調子がよくなってきます。乳酸菌製剤(整腸薬)は強力とはいえませんが、どのような症状にも安心して使えます。 ▼漢方薬 ※桂枝加芍薬湯、半夏瀉心湯 桂枝加芍薬湯は、おなかの膨満感や腹痛があるときに最適です。‘みぞおち’につかえ感のあるとき、あるいは精神的要因が強い場合には、半夏瀉心湯がよいでしょう。そのほか、病状や体質に合わせて、いろいろな漢方薬が処方されます。 ▼コレスチミド、鎮けい薬、抗アレルギー薬、便秘薬、その他 ※コレバイン、チアトン、トランコロン、トランコロンP、プロ・バンサイン、ストロカイン、ロペミン、酸化マグネシウム、アミティーザ、グーフィス、アローゼン、プルゼニド、ガスモチン、グランダキシン、コンスタン、コレミナール コレバインの有効成分は、胆汁酸吸着作用をもつコレスチミドです。本来の適応症は高コレステロール血症ですが、胆汁がかかわる下痢型の過敏性腸症候群に応用されます。胆汁を吸着し大腸への流出を減らすことにより下痢症状を改善します。次のチアトンとトランコロン、プロ・バンサインは鎮けい薬(抗コリン薬)の部類です。腸の運動を抑える作用があるので、腹痛をともなう下痢症状に効果的です。胃粘膜局所麻酔薬のストロカインは、過敏性腸症候群で食後に下痢を起こしやすい人に用いることがあります。一時的な下痢症状にはロペミンで対処しますが、安易な連用は好ましくありません。アレルギーの関与が疑われるなら、抗アレルギー薬による治療が考慮されます。 便秘型には、酸化マグネシウムのほか慢性便秘症治療薬のアミティーザやグーフィスが用いられます。がんこな便秘に対しては、アローゼンやプルゼニドなど刺激性の下剤も選択枝です。刺激性下剤は、できるだけ少量かつ短期とし、安易な増量や連用はしないほうがいいです。消化管運動促進薬のガスモチンは便秘症状に一定の効果が期待できます。下痢型をふくめ、ストレスなど心理的要因が大きいのなら、自律神経調整薬のグランダキシン、コンスタンをはじめとする抗不安薬や抗うつ薬の処方が検討されます。 [PR] 人気の薬系書籍ベスト30 「くすり本NAVI 」
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おくすり110番 |