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Top Menue 胃腸の薬x15 炎症性腸疾患

抗炎症薬
サラゾピリンペンタサアサコールサラゾピリン坐剤ペンタサ注腸

潰瘍性大腸炎やクローン病など炎症性の腸の病気に用います。一般的な下痢症には用いません。サラゾピリンは、大腸でサリチル酸に分解されてから効果を発揮します。一方、ペンタサとアサコールはサラゾピリンの改良型で、サリチル酸だけを有効成分とします。そのため、大腸だけでなく、小腸の病変にも作用するのが特徴です。また、サラゾピリンに比べ副作用も軽減されています。どちらも飲み薬が一般的ですが、直腸の炎症に対しては坐剤や注腸剤を用いることがあります。

ステロイド薬
プレドニンプレドニゾロンリンデロンリンデロン坐剤プレドネマ注腸ステロネマ注腸

ステロイドには、炎症をしずめたり、免疫系をおさえる優れた作用があります。飲み薬のほか、坐剤と注腸剤、注射剤があります。重症例では、大量の内服または注射で治療を開始することが多いです。その後、様子をみながら徐々に減量、必要であれば少量の維持量を続けます。直腸の炎症に対しては、局所に効率的に作用する坐剤や注腸剤を使います。

免疫抑制薬
プログラフイムランロイケリン、サンディミュン注射液

免疫系をおさえるお薬です。抗炎症薬やステロイド薬の効き目が悪いとき、あるいは症状が重いときに用います。維持量として少量を続けることもあります。効き目のよい薬ですが、ステロイド同様、副作用に十分注意しなければなりません。

栄養剤
エレンタール、中心静脈栄養(注射)

とくにクローン病では、栄養療法が大事です。腸の安静のために、普通の食事をやめ、エレンタールで栄養補給をおこないます。エレンタールは成分栄養剤と呼ばれ、窒素源が合成アミノ酸から成ります。そのため消化を必要とせず、そのまま吸収されます。また、症状を悪化させる食物アレルギーを起こすこともありません。

その他
フラジールシプロキサン、各種抗生物質、レミケード点滴静注用

抗原虫薬のフラジールをクローン病の肛門病変などに応用することがあります。レミケードは、TNFαという炎症にかかわる蛋白をおさえる抗体製剤で、重いクローン病に適応します。使用にさいしては、過敏症や感染症の発現に十分な注意が必要です。


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<メモ>
  • 炎症性腸疾患で代表的なのが、潰瘍性大腸炎とクローン病です。前者は連続的な病変、後者は非連続性のまばらな病変が特徴的です。消化管のどこでも起こりますが、好発部位は大腸もしくは小腸末端部で、腸粘膜に炎症を生じ激しい下痢や腹痛、発熱、栄養障害などを起こします。たいてい内科的治療で治まることが多いですが、ときに重症化し手術が適応となることもあります。

  • まず、抗炎症薬のサラゾピリンもしくはペンタサ、アサコールによる治療を試みるのが一般的です。クローン病では、栄養療法も重要です。さらに、ステロイド薬や免疫抑制薬による強力な治療が必要なことがあります。レミケードは、難治性クローン病に対する最後の切り札として成果を上げています。

    
    

 
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