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Top Menue 皮膚の薬x18p 湿疹(内用)

第1世代 抗ヒスタミン薬
ポララミンタベジールペリアクチンなど

昔から使われている古典的な抗ヒスタミン薬です。アレルギーにかかわる主要な体内物質(化学伝達物質)であるヒスタミンの働きをじゃまする作用があります(ヒスタミンH1拮抗作用)。処方目的は‘かゆみ’の軽減です。炎症をとる作用はほとんどありません。比較的速効性で、かゆみ止めとして効き目もよいほうですが、眠気や口の渇きなど不快な副作用が出やすいのが欠点です。このため、最近は第2世代に処方か移っています。第2世代で効果不十分な場合の選択肢といえるでしょう。

第2世代 抗ヒスタミン薬
ザジテンオキサトミドアゼプチンゼスランアレジオンエバステルジルテックザイザルアレグラアレロッククラリチンデザレックスビラノアルパフィン

ヒスタミンに的を絞り、より選択的に作用するのが第2世代抗ヒスタミン薬です。特徴的なのは、口内の渇きなど抗コリン作用にもとずく副作用が全般的に軽減される点です。また、ザジテンとオキサトミド(旧セルテクト)を除いて、眠気や集中力の低下といった中枢抑制作用も弱くなっています。効果があるのは、第1世代と同様‘かゆみ’に対してです。比較的安全性が高く、使用実績が豊富なザジテンの長期服用事例として、大人で9年、子供では10年間の報告があります。ただ、薬によっては肝臓の働きが悪くなることがありますので、長期服用時は定期的に肝機能の検査を受けたほうがよいでしょう。なお、世代の区分けは便宜的なものです。眠気がでやすいザジテンやオキサトミドは1.5世代といえるかもしれません。

ステロイド薬
プレドニンプレドニゾロンレダコートメドロールパラメゾンリンデロン、(セレスタミン

湿疹にステロイドの飲み薬を使うことは、基本的にはないと思います。ただ、炎症やかゆみが非常に強いときに、一時的にステロイドでしのぐことがあるかもしれません。抗ヒスタミン薬とステロイド薬が配合されるセレスタミンも同様です。漫然と長期間続けることは好ましくありません。


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<メモ>
  • 湿疹の治療は、ステロイド外用薬などによる外用療法を中心に、必要に応じて抗ヒスタミン薬の内服がおこなわれます。抗ヒスタミン薬の飲み薬は外用療法に変わるものではなく、‘かゆみ’をやわらげるために補助的に用いられます。

    
    

 
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おくすり110番