概説 |
アレルギーをおさえるお薬です。アレルギー性の病気に用います。 |
作用 |  【働き】
- アレルギーの発症には、ヒスタミンという体内物質が関与しています。このお薬は、そのヒスタミンの受容体をブロックして、アレルギー症状を止めます。アレルギーによるクシャミ、鼻水、じんま疹、皮膚のカユミなどに有効です。花粉症に使われることもあります。
- アレルギーの原因そのものを治すことはできません。

- 【薬理】

- おもな作用はヒスタミンH1受容体拮抗作用。ヒスタミンがくっつく受容体をブロックする作用です。そのほか、炎症性サイトカイン産生抑制作用、好酸球遊走抑制作用、ケミカルメディエーター遊離抑制作用などがあります。

- 【臨床試験】

- 症状を5段階(4点〜0点)にスコア化し、患者さんが日記をつけて自己評価する方法でプラセボ対照二重盲検比較試験(海外)がおこなわれています。データの信頼性が高く、世界的に認められている評価方法です。
- じんま疹(かゆみスコアによる比較)..プラセボ(にせ薬)で平均して0.5点の減少、実薬(この薬)ではおおよそ1点減少。(4点:病院へ行かなければならないほど重症。3点:非常にわずらわしい、日常生活や睡眠に影響する。2点:わずらわしい、日常生活や睡眠に影響する。1点:軽度のかゆみ、ほとんど気付かない、わずらわしくない。0点:かゆくない。)
- アレルギー性鼻炎(症状スコアによる比較)..プラセボ(にせ薬)で1.1点〜1.6点の減少、実薬(この薬)で1.8点〜2.6点の減少。(4点:直ちに病院へ行かなければならないほど重症。3点:日常生活や睡眠に影響するほどわずらわしい。2点:日常生活や睡眠に影響しないが、わずらわしいことが多い。1点:症状はあるが、わずらわしくない。0点:症状なし)。
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特徴 |
- 広く抗アレルギー薬に分類される「ヒスタミンH1拮抗薬」です。第2世代抗ヒスタミン薬でもあり、よけいな中枢神経抑制作用や抗コリン作用が弱く、眠気や口の渇きの副作用が少ないです。眠気の副作用の試験ではプラセボ(にせ薬)と差がありませんでした(自動車運転シミュレーター試験、ワープロ入力試験)
- 比較的速効性です。服用後、まもなく効果がでてきます(60分以内)。
- 従来品のテルフェナジンの欠点を改良した製剤(テルフェナジンの活性代謝物)です。テルフェナジンにみられた心臓への悪影響がないとされます。相互作用も少ないです。
- 小児への用法・用量が設定されており、それに対応した30mg製剤も発売されています。
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注意 |
 【診察で】
- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
- 別に薬を飲んでいる場合は、その薬を医師に教えてください。

- 【飲み合わせ・食べ合わせ】

- 抗生物質のエリスロマイシン(エリスロシン)との併用に注意します。併用により、この薬の血中濃度が上昇する可能性があります。
 【使用にあたり】
- すぐに効いてきますが、十分な効果があらわれるまでに数日かかる場合があります。
- 花粉症では、予防的に花粉の飛び始める直前から開始することがあります。その後も決められた期間続けてください。
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効能 |
アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎)に伴うそう痒。 |
用法 |
通常、成人はフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mgを1日2回経口服用する。通常、7歳以上12歳未満の小児はフェキソフェナジン塩酸塩として1回30mgを1日2回、12歳以上の小児はフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mgを1日2回経口服用する。なお、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
副作用は少ないほうです。従来の抗ヒスタミン薬に比べ、眠くなることがほとんどありません。主な副作用は頭痛(4.7%)、眠気(2.0%)、吐き気(1.1%)などですが、副作用の発現率はプラセボ(にせ薬)と差がなかったそうです。
重い副作用は頻度的にまずありませんが、服用が長期になるときは、念のため定期的に肝機能検査を受けたほうがよいでしょう。
 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- アナフィラキシー・ショック..じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、息苦しい(ゼーゼー)、冷汗、顔が白くなる、手足のしびれ、脈が弱い、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる。
- 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が褐色。
 【その他】
- 頭痛、頭重感、眠気、だるい、めまい
- 吐き気、口の渇き、腹痛
- 発疹、肝機能値の異常
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