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Top Menue 血圧と脳卒中x9 高血圧の薬-2

ACE阻害薬
カプトリルレニベースアデカットタナトリルコナンエースコールコバシルゼストリルロンゲスなど

ACE阻害薬は、昇圧物質「アンジオテンシンU」の生成を抑えることで、血圧を下げます。また、血糖・尿酸・脂質代謝、あるいは電解質への影響が少なく、むしろよい効果を及ぼします。高血圧症のほか、心不全や糖尿病性腎症の治療にも広く使用されようになりました。咳の副作用がかなりの頻度で現われます。あまり心配ないのですが、ひどいときは早めに医師と相談してください。

AU拮抗薬(ARB)
ブロプレスディオバンニューロタンオルメテックミカルディスイルベタンアバプロ

とくに日本で、よく処方されるのがARBことAU拮抗薬(AU受容体拮抗薬)です。多少作用機序が異なりますが、ACE阻害薬に近い働きで血圧を下げます。心臓の負担を軽くしたり、糖尿病の発症抑制効果も期待できるようです。ACE阻害薬にみられる咳の副作用もなく、安全で使いやすい薬剤といえるでしょう。ただ、利尿薬やACE阻害薬に比べかなり割高で、経済的とはいえないかもしれません。

AU拮抗薬・利尿薬配合剤
プレミネントエカードコディオミコンビ

AU拮抗薬と、少量の利尿薬の配合剤です。併用により降圧効果が強まり、十分血圧が下がるようになります。利尿薬の成分はどれもヒドロクロロチアジド、含量は通常の1/4〜1/2ほどで副作用が出にくい量です。AU拮抗薬としては、プレミネントがロサルタン(ニューロタン)、エカードがカンデサルタン(ブロプレス)、コディオがバルサルタン(ディオバン)、ミコンビがテルミサルタン(ミカルディス)になります。

AU拮抗薬・Ca拮抗薬配合剤
ユニシアエックスフォージミカムロレザルタス

こちらは、AU拮抗薬とCa拮抗薬の配合剤。やはり降圧効果の増強が見込まれます。この組み合わせは日本で繁用されており、今後、1つの薬剤で効果不十分な場合に第二選択されることが増えてくることでしょう。ユニシアはカンデサルタン(ブロプレス)とアムロジピン(ノルバスク)、エックスフォージはバルサルタン(ディオバン)とアムロジピン(ノルバスク)、ミカムロはテルミサルタン(ミカルディス)とアムロジピン(ノルバスク)、レザルタスはオルメサルタン(オルメテック)とアゼルニジピン(カルブロック)の配合剤になります。どれも持続性なので1日1回1錠服用。飲むのも楽です。

レニン阻害薬(DRI)
ラジレス

最新の降圧薬で、レニンという体内物質をおさえる作用を持ちます。レニンは、高血圧症にかかわるレニン・アンジオテンシン系サイクルの起点となる酵素です。これが抑制されると、このサイクルで産生されるアンジオテンシンという昇圧物質が減少し、血圧低下につながります。効果は、ACE阻害薬やAU拮抗薬と似ており、1日1回の服用で十分な血圧管理が可能です。単独で用いるほか、降圧効果の増強のため他の降圧薬との併用療法もおこなわれます。食事の影響を受けやすいので、食後と決めたら毎日同じ条件で服用しなければなりません。


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<メモ>
  • 血圧上昇をもたらす一連の働きとしてレニン・アンジオテンシン系サイクルがあります。ここに働きかけるのが、ACE阻害薬やAU拮抗薬、レニン阻害薬などです。どれも安全性が高く降圧効果に優れ、心臓や腎臓に対する臓器保護作用も期待できます。とくにACE阻害薬は、多くの長期大規模臨床試験で生命予後の改善効果が認められています。高血圧症をはじめ心不全に対する第一選択薬として汎用されるようになりました。

  • ACE阻害薬に限らず、薬の効きすぎによる血圧の下がりすぎにも注意が必要です。飲みはじめの日とその後1週間くらい、あるいは薬を増やしたときに現れやすいものです。立ちくらみ、めまい、ふらつき、ひどいときは転倒したり、一時的に気を失うこともあります。とくにお年寄りは要注意。一気に立ち上がったりしないで、ゆっくりと動作しましょう。

    
    

 
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おくすり110番