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 Top Menue ／ 皮膚の薬x18p ／ 水痘・帯状疱疹 |
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▼抗ウイルス薬-1（核酸系） ※ゾビラックス、バルトレックス、ファムビル 皮膚に水ぶくれを作るヘルペスウイルスに有効です。発症後、すぐにこの薬を使用すれば、悪化することなく早く治ります。おもに水痘（水ぼうそう）や帯状疱疹、単純ヘルペスの治療に用います。帯状疱疹を対象にプラセボ（にせ薬）との比較試験がおこなわれています。半年後に痛みが残っている人の割合は、ゾビラックスで治療していた場合、約半数に減ることが分かりました。副作用は少ないほうですが、下痢や吐き気などの胃腸症状、頭痛、めまいなどがあります。また、腎臓の悪い人やお年寄りでは、薬の排泄が遅れがちです。体内の薬の量が増えると、意識がもうろうとしたり、けいれんを起こすおそれがあります。腎機能に応じ用法・用量を調節しなければなりません。 ▼抗ウイルス薬-2（非核酸系） ※アメナリーフ 新しい抗ヘルペスウイルス薬です。ヘリカーゼ・プライマーゼ複合体阻害薬であり、上記の核酸類似体とは作用機序が違います。有効性に大差ありませんが、交差耐性がないため、核酸系で効果不十分な場合でも一定の効果が期待できます。適応症は帯状疱疹です。初期治療により治癒が早まり、帯状疱疹後神経痛への移行抑制効果もあります。おもに糞中に排泄されるため、腎機能に応じた用量調節は不要です。用法も１日１回２錠服用で簡便です。 ▼抗ウイルス薬（外用） ※ゾビラックス軟膏、ゾビラックス眼軟膏、アラセナＡ軟膏 抗ウイルス薬を含有する軟膏です。唇にできる水ぶくれ（口唇ヘルペス）によく使います。アラセナＡ軟膏は、帯状疱疹にも用います。発症初期に使用すると効果的です。眼軟膏は、ヘルペスウイルスによる角膜炎の治療に用います。 ▼帯状疱疹後神経痛治療薬 ※リリカ 、タリージェ  、ノイロトロピン帯状疱疹の皮膚症状が良くなった後も、焼け付くうな痛みがしつこく残ることがあります。リリカとタリージェは、帯状疱疹後神経痛をふくめ末梢性神経障害性疼痛を適応症とする新薬で、世界的にその第１選択薬として広く用いられるようになりました。一方、昔からのノイロトロピンは、飲み薬として発売されたあと帯状疱疹後神経痛の効能を追加取得しています。最近､その不思議な薬効が海外でも注目される古くて新しい薬です。 ▼その他（内用） ※各種の鎮痛薬、メキシチール、テグレトール、トリプタノール、メチコバール 帯状疱疹の痛みに対しては、各種の鎮痛薬で対処します。また、帯状疱疹後神経痛に、抗不整脈薬のメキシチールや、抗けいれん薬のテグレトール、あるいは抗うつ薬のトリプタノールなどを鎮痛補助薬として応用することがあります。ビタミンＢ12のメチコバールは、末梢神経の働きを改善する作用があるとされます。 ▼その他（外用） ※コンベック、スタデルム、フエナゾール、ベシカム、ジルダザック、ゲンタシン 塗り薬のコンベックやスタデルムなどは、帯状疱疹の腫れや痛みをやわらげます。細菌による二次感染やその予防には、抗生物質のゲンタシン軟膏がよく使われます。 [PR] 人気の薬系書籍ベスト３０ 「くすり本NAVI 」
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