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▼駆虫薬(内用) ※ストロメクトール 疥癬に保険適用される唯一の飲み薬です。有効成分のイベルメクチンが、疥癬虫に特効的に作用します。一般的な疥癬であれば、塗り薬を使わずに、1回ないし2回の内服で駆除が可能です。重症型の角化型疥癬(ノルウェー疥癬)では外用療法と併用します。 ▼ピレスロイド系駆虫薬(外用) ※スミスリン フェノトリンを有効成分とするピレスロイド系の駆虫剤です。海外で実績のあるペルメトリンと同一系統で、有効性が高く安全性の高い外用剤です。外用だけで治療でき、飲み薬のストロメクトールが使いにくい場合でも使用可能です。子供や妊娠中の女性においても、とくに禁止されていません。通常、1週間隔で2回塗布します。1回目は成虫を駆除、2回目は卵からかえった幼虫を駆除するのです。一般的に疥癬虫は首から下の体に寄生しますので、塗布部位は首から下の全身です。 ▼イオウ(外用) ※イオウ イオウは古くから疥癬の治療に用いられていますが、現在 適当な製剤がないため、イオウ原末から院内製剤でイオウ軟膏をつくる必要があります。1回では効果不十分なので、塗布24時間後に洗い流し、これを5〜7日間繰り返します。調剤や治療が煩雑なこと、また異臭と皮膚刺激性があり イオウかぶれを起こしやすいのが難点です。 ▼クロタミトン(外用) ※オイラックス 本来は湿疹に適用しますが、疥癬虫に殺虫作用を示すことから、疥癬の治療にも広く使われています。オイラックス単独で用いるほか、安息香酸ベンジルを混ぜることもあります。使用例として、7日間毎日、首から下の全身に塗ります。副作用はほとんどありません。 ▼その他 ※安息香酸ベンジル、1%γ‐BHC(リンデン) いずれも保険適用外で、試薬から製剤した軟膏を用います。とくに、γ‐BHCは毒性や蓄積性が高いので、その点に十分留意しなければなりません。成虫には1度の塗布で十分ですが、卵には効かないので卵がかえる5〜7日後にもう一度だけ外用します。上記のスミスリンローションが保険適用となり、今後は出番が少なくなるでしょう。 [PR] 人気の薬系書籍ベスト30 「くすり本NAVI 」
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Good luck & Good by ! | ||
おくすり110番 |