概説 |
ヘルペスウイルスの増殖をおさえるお薬です。帯状疱疹の治療に用います。 |
作用 | 
- 【働き】

- ウイルスは、細菌とは別の微生物です。細菌より小さく、他の生物の細胞内で増殖します。このうち、ヘルペスウイルスの仲間は、皮膚や粘膜に水ぶくれを作るのが特徴的です。帯状疱疹は、体内に潜んでいたその種のウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)が皮膚や粘膜で暴れたし、発赤や水ぶくれを生じピリピリと痛む病気です。
このお薬は、ヘルペスウイルスに効く抗ウイルス薬です。帯状疱疹をはじめ、単純疱疹や性器ヘルペスなどヘルペスウイルスが原因の皮膚病に効果があります。ウイルスの増殖をおさえますので、ウイルスの少ない発症初期に用いると効果的です。初期治療により 病状の悪化がおさえられ、治癒が早まります。

- 【薬理】

- 服用後速やかにウイルス活性をもつペンシクロビルに代謝されます。さらに、ペンシクロビルはヘルペス群ウイルス感染細胞内で特異的にリン酸化され、ペンシクロビル3リン酸となります。これが、ウイルスDNA鎖の伸長を停止させ、DNAの複製を阻害することにより、ヘルペスウイルスの増殖を抑制します。
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特徴 |
- プリン骨格をもつ新規の抗ヘルペスウイルス薬です。略号はFCV。体内で抗ウイルス作用を持つペンシクロビルに変換されてから効果を発揮します(プロドラッグ)。
- ペンシクロビルそのものよりも吸収性がよく、効率的かつ持続的に作用します。そのため、服用回数を1日5回から3回に減らすことに成功しています。
- 性器ヘルペスや口唇ヘルペスなどにも効果が期待できますが、現時点の正式な保険適応症は帯状疱疹だけです。
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注意 |
 【診察で】
- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
- 服用中の薬を医師に教えてください。
- 妊娠中や、その可能性のある人は申し出てください。

- 【注意する人】

- 腎臓の悪い人や高齢の人は、薬の排泄が遅れがちです。投与間隔を延長するなど慎重に用いるようにします。

- 【飲み合わせ・食べ合わせ】

- 痛風の薬のプロベネシド(ベネシッド)との併用により、この薬の排泄が遅れる可能性があります。
 【使用にあたり】
- 診察後、すぐに飲み始めてください。早期服用が大事です。1日3回ですが、食後服用にこだわることはありません。
- 服用期間は原則7日間です。5日間くらい飲んでも、症状が少しもよくならないときは、医師と相談してみてください。
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効能 |
帯状疱疹 |
用法 |
通常、成人はファムシクロビルとして1回500mgを1日3回経口服用する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
副作用は少ないほうです。あるとすれば、下痢や吐き気などの胃腸症状、発疹などの皮膚症状、めまいや眠気、頭痛などです。
重い副作用はまずありませんが、意識障害など精神神経症状が現れる可能性がなくはありません。とくに、腎臓の働きが落ちている人、高齢の人など要注意です。
 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- 重い精神神経症状..もうろう状態、幻覚、混乱・興奮、意識がうすれる。
- 重い皮膚症状..高熱、ひどい発疹・発赤、唇や口内のただれ、のどが痛い、水ぶくれ、皮がむける、強い痛み、目の充血。
 【その他】
- 下痢、軟便、吐き気、腹痛
- めまい、ふらつき、眠気、頭痛
- 発疹、かゆみ
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