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妊娠とくすり Top4.おもな薬の危険度 Sub / とくに注意を要する薬の例


危険度の高い薬の例(おもに催奇形性が問題となる)
区 分 一般名 or 系統 製 品 例 添付文書 米FDA オ4版 虎 '92
角化症治療薬
(レチノイド)
エトレチナート チガソン 禁忌 X X 5
イソトレチノイン(未承認) Accutane   X X  
抗凝血薬 ワルファリン ワーファリン 禁忌 D D 5
ビタミン ビタミンA チョコラA 禁忌[*1] X高用量 D 4~5[*2]
抗生物質 アミノ糖 ストレプトマイシン
ゲンタシン
C~D D 4
テトラサイクリン系 ミノマイシン
ビブラマイシ
D D 1:前期
4:後期
抗ウィルス薬 リバビリン レベトール 禁忌 X X  
片頭痛治療薬 エルゴタミン カフェルゴット 禁忌 X   4:連用
胃潰瘍治療薬 プロスタグランジン系 サイトテック 禁忌 X X 4
カムリード 禁忌 X    
降圧薬 ACE阻害薬
AU拮抗薬
禁忌 C:初期
D:中・後期
D 4
高脂血症治療薬 スタチン薬(HMG-CoA還元酵素阻害薬) 禁忌 X C 4
精神神経用薬 BZD作動薬 セルシン
ハルシオン
D~X C 4
リチウム リーマス 禁忌 D D 4
抗てんかん薬 トリメタジオン ミノ・アレビアチン 禁忌 D D 5
バルプロ酸 デパケン 原則禁忌 D D 5
フェニトイン ヒダントール
アレビアチン
◇*3 D D 5
カルバマゼピン テグレトール ◇*3 D D 4
クロナゼパム リボトリール ◇*3 D C 4
フェノバルビタール フェノバール ◇*3 D D 4
プリミドン マイソリン ◇*3 D D 4
ホルモン薬 卵胞ホルモン薬 禁忌(一部例外) X B,D 4
黄体ホルモン薬 禁忌(一部例外) D~X A:避妊用量
D:大量
4[*4]
男性ホルモン薬 禁忌 X D  
蛋白同化ステロイド 禁忌 X D  
子宮内膜症治療薬 ダナゾール ボンゾール 禁忌 X D 4
骨粗鬆症治療薬 ラロキシフェン エビスタ 禁忌 X X
痛風治療薬
(ベーチェト病治療薬
コルヒチン コルヒチン 禁忌 D B2 4
抗リウマチ薬 メトトレキサート リウマトレックス 禁忌 D D 5
ペニシラミン メタルカプターゼ 禁忌(一部例外) D D  
免疫抑制薬 アザチオプリン イムラン 禁忌 D D  
ミゾリビン ブレディニン 禁忌 X    
ミコフェノール酸モフェチル セルセプト 禁忌 D    
抗がん剤 サリドマイド サレド 禁忌 X    
レナリドミド レブラミド 禁忌      
トレチノイン ベサノイド 禁忌 D X  
フルオロウラシル 5-FU D:注射
Xその他
D  
テガフール フトラフール 禁忌      
メトトレキサート メソトレキセート D D 5
その他(おおむね)  △〜禁忌 D D  
<添付文書> 添付文書の記載要領と解釈について
禁忌 〜投与しないこと(妊婦禁忌)
〜投与しないことが望ま しい
〜治療上の有益性が危険を上回ると判断される場合にのみ投与すること
<米FDA> FDA薬剤胎児危険度分類基準
<オ4版> オーストラリア基準 第4次改訂版(妊娠中の投薬とそのリスク, 医薬品・治療研究会より)
<虎 '92> 虎ノ門病院の基準(実践 妊娠と薬'92より)
・・・・・・・・
<註釈> [*1] ビタミンA 5,000単位以上が禁忌(食事からの摂取量を含めて10,000単位未満)。
[*2] ビタミンA 10,000単位以上(5,000単位未満は0点、5,000〜10,000単位未満は2点)。
[*3] 妊娠又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性(母体のてんかん発作頻発を防ぎ、胎児を低酸素状態から守る)が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
[*4] ノルエチステロン(ノアルテン) → 妊娠14週以前に開始し、総量500mg以上の場合5点。
ジドロゲステロン(デュファストン) → 3点


妊娠16週〜分娩の投与でとくに注意すべき薬剤 [佐藤孝道ら:実践 妊娠と薬'92より]
薬剤名あるいは薬剤群名 商品名の例 報告されている問題
NSAIDs インダシン
バファリン
セデス
動脈管早期閉鎖、新生児持続肺高血圧症、持続胎児循環症、分娩遅延、胎児・新生児の出血傾向、予定日超過、羊水の減少
アミノグリコシド系抗生物質 カナマイシン
ストレプトマイシン
非可逆性の第Z脳神経障害
マクロライド系抗生物質の一部 アイロゾン
マトロマイシンT
妊婦に高い頻度で肝機能障害
テトラサイクリン系抗生物質 アクロマイシン
レダマイシン
胎児の歯や骨への色素沈着、妊婦の肝機能障害
クロラムフェニコール系抗生物質 クロロマイセチン 新生児の血中クロラムフェニコール濃度が中毒量になるために起こるgray syndrome
サルファ剤 ウロサイダル
シノミン
新生児の高ビリルビン血症
フラン系抗菌剤 フラダンチンC 胎児・新生児の溶血性貧血
男性ホルモン製剤 エナルモン 女児の男性化
蛋白同化ステロイド剤 プリモボラン
バソプレシン(抗利尿ホルモン) ピトレシン 子宮収縮、水の貯留
抗甲状腺剤 チウラジール
メルカゾール
胎児・新生児の甲状腺腫、甲状腺機能低下
副腎皮質ステロイド剤 プレドニゾロン
デカドロン
胎児・新生児の副腎皮質機能不全
ベンゾジアゼピン系トランキライザー セルシン
ネルボン
ベンザリン
新生児の筋緊張低下、嗜眠、禁断症状(神経過敏など)、黄疸
(主なものをあげただけですべてではない)

  
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おくすり110番