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Top Menue 女性の薬(2)x14 不妊症の薬-3

黄体ホルモン薬
デュファストンプロベラヒスロンプロゲストンルトラールノアルテン

黄体ホルモンの不足を補うお薬です。「黄体ホルモン補充療法」とも呼ばれます。黄体の働きが悪く、黄体期に体温上昇がみられないときや、黄体期が短い場合(10日以下)に用います。黄体ホルモンは、子宮内膜を分泌内膜に変えて受精卵が着床しやすい状態にします。さらに、着床後も妊娠を維持する働きをします。

ドパミン作動薬
パーロデルテルロン

高プロラクチン血症による不妊症に用います。プロラクチン(乳汁分泌ホルモン)には、排卵を止める働きがあります。パーロデルやテルロンで、プロラクチンを下げてあげれば、排卵が起こるようになります。少量より開始し、徐々に増やしていきます。副作用で多いのは、吐き気、嘔吐、便秘、めまいなどです。

漢方薬
当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)、温経湯(ウンケイトウ)、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)、桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)、加味逍遙散(カミショウヨウサン)、柴苓湯(サイレイトウ)

漢方薬は補助的な役目をします。冷え症で貧血ぎみ、体力のあまりない寒・虚証タイプには、当帰芍薬散や温経湯が適します。前者は“むくみ”など湿証であることを目安に、後者は皮膚や唇の乾燥など燥証を目安に用います。桂枝茯苓丸は体力が中くらいの女性に広く使われています。桃核承気湯は、便秘がちで体力のある熱・実証タイプ向けです。もし、頭痛や肩こり、のぼせや不眠など不定愁訴が多ければ、加味逍遙散を用いてもよいでしょう。柴苓湯は不育症(習慣流産)の治療に応用されます。なお、妊娠後の服用の継続については医師とよく相談しましょう。


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<メモ>
  • 赤ちゃんが生まれると、プロラクチンという母乳を出すホルモンがたくさん分泌されます。プロラクチンは、排卵を止める役わりもしています(授乳中に妊娠しないように)。ふだんは、ほとんど分泌されません。ところが、産後でもないのにプロラクチンが多量に分泌されてしまうことがあります。「高プロラクチン血症」です。排卵が止まり不妊の原因にもなります。原因がはっきりしない機能性の場合、精神的なストレスも関係しているようです。まれに、脳下垂体の腫瘍が原因のこともあります。

  • 一部の安定剤や吐き気止めなど薬の影響でプロラクチンが高まり生理が止まってしまうことがあります。服用中の薬は、医師に報告しておきましょう。

    
    

 
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おくすり110番