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Top Menue 血液と血管x4 止血薬

血管補強薬
アドナS・アドクノン

血管壁を丈夫にして出血を防ぎます。凝固系や線溶系には関係しません。このため、毛細血管が弱って起こる出血に適します。どちらも安全性が高く、手軽な出血予防薬として古くから用いられています。

抗プラスミン薬
トランサミン

固まった血液を溶かしてしまうプラスミンの働きをじゃますることで止血を助けます。アドナとならび、いろいろな出血に汎用されています。また、腫れをひく作用をあわせ持つので、咽頭炎や口内炎の治療に処方されることも多いです。

ビタミンK
ケーワンケイツー

これらの有効成分は、ビタミンの一種のビタミンK(K1、K2)です。ビタミンKは血液の凝固系にかかわり、欠乏すると出血しやすくなります。通常、不足することはありませんが、肝臓や腸などに特別な病気があるときは別です。また、生まれたばかりの赤ちゃんは、ビタミンKの吸収や代謝が弱いため、出血を起こしやすく、血便がでたりします。このようなときに、ビタミンKを補給します。赤ちゃんの出血予防には、ビタミンKの注射をしたりシロップを飲んだりします。

局所止血薬
トロンビン

トロンビンは、血液を固まりやすくする酵素の一種です。粉末または溶液として、出血部位と直接接触させることで、止血効果が得られます。外傷による出血や、手術中の出血に外用するほか、上部消化管の出血に内用することがあります。外来では、胃の内視鏡による検査や処置のあとに、飲み薬として処方されることが多いです。


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<メモ>
  • 血液は、“固まる働き”と、“溶かす働き”の両方のシステムを備えています。専門的にいう“凝固系”と“線溶系”のことです。凝固系では、最終的にフィブリンという線維状(繊維状)のタンパク質を形成し、これが血液を固める役目をします。一方、線溶系の働きは、プラスミンという蛋白分解酵素がフィブリンの線維を溶かし、血管内での病的凝固(血栓等)を予防することです。このプラスミンに対抗して止血効果を発揮するのが抗プラスミン薬のトランサミンになります。

  • 出血すると、凝固系の止血システムが働きだします。まず、血小板上で活性化される血液凝固X因子により、プロトロンビンからトロンビンが生成されます。トロンビンは、血液中のフィブリノーゲンを線維状のフィブリンへと転化させます。このフィブリンの網目に血小板がくっつき凝集し、止血にいたるわけです。フィブリンは血液の包帯のようなもので、止血にくわえ、異物や細菌の侵入を防ぐ役目もします。

  • 凝固系においては、多数の物質が止血にかかわり、これらを血液凝固因子と呼んでいます。プロトロンビン/トロンビンやフィブリノーゲン/フィブリンもその一つで、止血のかなめを担っています。ビタミンKは直接的な凝固因子ではありませんが、血液凝固因子の合成に欠かせないビタミンです。

    
    

 
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