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Top Menue 骨の薬x4 骨の薬-1

カルシウム薬
アスパラCAカルチコール乳酸カルシウム

骨をつくるカルシウムそのものを補給します。カルシウム摂取が不足がちな人に効果的です。ただし、治療的効果は低く、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)など骨の病気に対して単独で用いることはありません。

活性型ビタミンD3
アルファロールワンアルファエディロールロカルトロールホーネルフルスタン

少量で効率的に作用するビタミンDの活性型製剤です。ビタミンDには、腸からのカルシウムの吸収を促進したり、骨の再形成を助けて骨を丈夫にする働きがあります。また、血液中のカルシウム分を適度に増やし、副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌を抑える作用をします。

アルファロールとワンアルファは、骨粗鬆症の基礎薬として使われるほか、慢性腎不全における骨病変にも有用です。それほど強力ではありませんが、骨密度増加や骨折予防効果もある程度期待できます。エディロールは骨作用を強めた新薬で、アルファロールをしのぐ骨折抑制効果が示されています。また、ホーネルは二次性副甲状腺機能亢進症におけるPTH分泌抑制作用が強く、透析骨症(繊維性骨炎)の改善効果が見込まれます。

副作用は少ないほうですが、効きすぎによる高カルシウム血症には十分な注意が必要です。予防のため、尿や血液中のカルシウム量を定期的に検査しなければなりません。市販のカルシウム剤なども含め服用中の薬は、医師に報告しておきましょう。

カルシウム受容体作動薬
レグパラ

副甲状腺のカルシウム受容体に直接作用する新薬です。副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌を抑制することで、骨からのカルシウム溶出をおさえ、骨の性状を改善します。長期透析療法中に多発する透析骨症の治療に用います。


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<メモ>
  • 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、骨の新陳代謝のバランスが崩れ、骨がスカスカになり、もろくなった状態です。腰や背中の痛みをともなうほか、高齢の人では骨折しやすくなります。骨は、古い骨を溶かす“破骨細胞”と、新しい骨をつくる“骨芽細胞”の働きにより、常に修復を繰り返しています(専門的にリモデリングといいます)。活性型ビタミンD製剤は、腸からのカルシウムの吸収を促進するとともに、骨をつくる“骨芽細胞”の働きを高めます。

  • 慢性腎不全で長く透析を受けていると、二次性副甲状腺機能亢進症を併発することが多いです。副甲状腺ホルモン(PTH)が過剰に分泌されるため、骨からのカルシウム流出が激しくなり、いわゆる透析骨症(繊維性骨炎)を起こします。治療目標は、PTHの低下をはかるとともに、血液中のカルシウムとリンの濃度を長期間正常に保つことです。これには、活性型ビタミンD製剤の注射や飲み薬、カルシウム受容体作動薬のレグパラ錠などを用います。リンの濃度を下げるには、リン吸着薬を使います。

  • ビタミンD欠乏症の“クル病”は、栄養状態が非常に悪かった昔、雪が多く日光の少ない北日本の子供に多く見られました。ビタミンDの不足で骨や歯の発育が悪くなる病気です。最近はほとんどないと思いますが、ビタミンDはクル病の特効薬になります。

    
    

 
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