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Top Menue 痛風と甲状腺x4 抗甲状腺薬

抗甲状腺薬
メルカゾールプロパジール

甲状腺ホルモンの合成をおさえるお薬です。バセドウ病など「甲状腺機能亢進症」の治療に用います。多めの量で始め、甲状腺ホルモンが低下し症状が改善されてきたら、徐々に減らしていきます。特有の症状がとれるまでに数カ月かかります。また、症状が落ち着いても、維持量として1日1〜2錠の服用を1〜3年間くらいは続けることになります。中止時期は、いろいろな検査をして決められます。それまで根気よく続けてください。

副作用で注意が必要なのは、血液の異常です。血液の白血球が減ると、急に高い熱が出たりノドが痛くなったりします。血小板が減少すると、皮下出血して”青あざ”ができたり、歯茎から出血したりします。たいてい、飲み始めの3カ月間くらいに起こります。万一のことですが、このような症状が現れたら、直ちに受診してください。そのほか、皮膚のかゆみ、発疹、筋肉痛、関節痛、脱毛、肝機能の異常なども多いほうです。かゆみだけのときは、抗ヒスタミン薬でおさえて様子をみることもあります。


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<メモ>
  • 甲状腺ホルモンが多すぎると、汗をかく、微熱が続く、手の震え、心臓のドキドキ、イライラ、食べてもやせる・・といったいろいろな症状があらわれます。放っておくと、心臓を弱らせてしまうこともあります。このような甲状腺機能亢進症を起こす代表的な病気に「バセドウ病」があります。バセドウ病は、自己抗体が甲状腺を刺激することで起こります。若い女性に多い病気です。

  • ふつう、効き目が早く副作用の少ないメルカゾールが第一選択されます。プロパジールは、母乳への移行が少ないという特性があります。

  • 抗甲状腺薬が効いてくるまでの間、動悸や手の震えをおさえるのにβ遮断薬(インデラルなど)を用いることがあります。喘息のある人は使えませんので申し出てください。

  • 効きすぎたときは、チラージンSという薬で甲状腺ホルモンを補うことがあります。また、抗甲状腺薬の量をやや多めにしたうえで、チラーヂンS(甲状腺ホルモン)と併用することもあります。一見、矛盾する処方ですが、併用すると中止後の再発が少ないとされます。

  • 副作用で抗甲状腺薬が使えないときは、手術や放射性ヨードによる治療をおこないます。一時的にヨウ素薬(ルゴール、ヨウ化カリウム丸)でしのぐこともあります。

    
    

 
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おくすり110番