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Top Menue 脳に働く薬x11 パーキンソン病-4

抗コリン薬
アーテンアキネトンパーキン

パーキンソン病では、ドパミン低下にともない、アセチルコリン系の神経が相対的に強まります。抗コリン薬は、この神経の亢進状態をおさえてパーキンソン症状を軽くします。早期のパーキンソン病に単独で使うほか、他の薬といっしょに用いることもあります。また、安定剤などによる薬剤性のパーキンソン症状の予防や治療にもよく使います。副作用で多いのは、口の渇き、便秘、尿が出にくい、かすみ目などです。高齢の人では、まれに興奮状態や幻覚が出現することがあります。

ドパミン放出促進薬
シンメトレル

ドパミンの量を増やす働きがあるようです。強い作用はありませんが、パーキンソン病の薬のなかでは副作用が少ないほうです。ただ、服用量が多いと幻覚など精神症状が出現することがあります。高齢の人は注意してください。パーキンソン病とは関係なく、A型インフルエンザの予防や治療にもよく使います。

ノルアドレナリン系製剤
ドプス

パーキンソン病では、ドパミンの減少とともにノルアドレナリンという神経伝達物質も減ってきます。ノルアドレナリンには血圧を上げる作用があるので、減少すると血圧が下がり立ちくらみが起こりやすくなります。ドプスは服用後、体内でノルアドレナリンに変換されます。パーキンソン病にともなう"立ちくらみ"や"すくみ足"に対する効果が期待されています。そのほか、シャイ・ドレーガー症候群の立ちくらみの治療にも用います。副作用として動悸や頭痛がみられます。ひどいときは、早めに受診してください。

抗認知症薬
アリセプトレミニールイクセロンパッチリバスタッチパッチメマリー

パーキンソン症候群の1病態として、認知症のような症状があらわれることがあります(びまん性レビー小体病またはレビー小体型認知症とすることもあります)。このような病態にもアリセプトなど抗認知症薬が有効なことが知られています。


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<メモ>
  • 本当のパーキンソン病ではなく、薬の副作用でパーキンソン病のような症状がでることがあります。薬剤性パーキンソニズムと呼ばれています。おもに抗精神病薬によるものですが、抗うつ薬や吐き気止めによる例もあります。外国の調査ですが、パーキンソニズムで受診された患者さんの34%が薬剤性だったそうです。診察を受けるときは、服用中の薬を必ず医師に報告しておいてください。

    
    

 
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