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▼ステロイド薬(副腎皮質ホルモン) ※プレドニン、プレドニゾロン 自己免疫性肝炎や薬物性肝障害などに用いられます。また、B型肝炎が急に悪化し劇症化が心配されるときに、抗ウイルス薬のバラクルードやインターフェロンと併用することがあります。一般的ではありませんが、B型慢性肝炎に対して「ステロイド離脱療法」という特殊な治療法もよくおこなわれていました。免疫を賦活させる方法です。まず、ステロイドを短期間使用し体の免疫力を落とします。すると、一時的に肝炎ウイルスが増えます。その後、ステロイドを急速に減量中止すると、増殖したウイルスに対する強い抵抗力がよみがえります。この賦活した免疫力が、感染している肝細胞を破壊するとともに肝炎ウイルスを撃退するのです。一時的に肝炎が悪化しますので、肝臓に余力のある場合におこなわれる治療法です。 ▼グリチルリチン製剤 ※グリチロン、強力ネオミノファーゲンC(注射) インターフェロンのように肝炎ウイルスに直接作用しませんが、肝臓の働きを守ることができます。とくに、注射薬の「強ミノ」こと強力ネオミノファーゲンCは、比較試験でも有用性が認められています。肝炎が悪化しているときは、大量を毎日注射し、落ち着いてきたら徐々に減量していきます。ときに、血液中のカリウム分が減ったり、むくみや血圧の上昇を起こすことがあります。定期的に検査を受けるようにしましょう。 ▼胆汁酸製剤 ※ウルソ とくに、胆石や胆汁うっ滞をともなう肝障害に有用です。また、C型慢性肝炎でも肝機能値の改善効果があることがわかっています。重い副作用はほとんどなく、安全性の高いお薬です。 ▼漢方 ※小柴胡湯(ショウサイコトウ)、大柴胡湯(ダイサイコトウ)、柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)、柴苓湯(サイレイトウ)、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)など 肝臓の炎症がやわらぎ、肝機能値の改善が期待できます。これといった治療法がなかった昔、ビシバシ小柴胡湯が処方されたものです。最近はそれほどでもありません。間質性肺炎という重い副作用がでやすくなるので、インターフェロンとの併用は禁止です。 ▼その他 EPL、パントシン、アデラビン9号(注射) EPLとパントシンは脂肪肝の治療に用いることがあります。肝機能値の多少の改善が期待できます。 [PR] 人気の薬系書籍ベスト30 「くすり本NAVI 」
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おくすり110番 |