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▼抗ウイルス薬-1 ※レベトール、コペガス、テラビック C型慢性肝炎に有効な抗ウイルス薬です。レベトールとコペガスは、どちらもリバビリンを有効成分とします。リバビリンだけでは効かないのですが、前項のペグインターフェロンと併用することで飛躍的に治療成績が上がります。この組み合わせによる2剤併用療法は、C型・高ウイルス量における標準療法です。さらにプロテアーゼ阻害薬のテラビックを加えた3剤併用療法は、難治例や再治療例においても高い有効率を示します。C型のうちもっとも難治な1型・高ウイルス量に対するウイルス陰性化率は、かつてのインターフェロン単独療法では5%たらずでしたが、これらの抗ウイルス薬を加えた3剤併用療法により70%以上に達しました。ただ、効果が高い半面、副作用の出現率が高く、まれに重症化します。インターフェロンによる副作用に加え、貧血や皮膚障害に注意が必要です。また、リバビリンには強い催奇形性作用があるので、男女ともに適切な方法で避妊をしなければなりません。なお、インターフェロンについては前項を参照ください。 ▼抗ウイルス薬-2 ※バラクルード、ゼフィックス、ヘプセラ こちらは、B型慢性肝炎に対する抗ウイルス療法として用います。どれもヌクレオシド系(核酸類似物質)の抗ウイルス薬です。治療対象はおもに中高年の進行したB型慢性肝炎で、一般的にはバラクルードが第一選択されます。バラクルードは優れた抗ウイルス作用をもち、また長く飲み続けても耐性ウイルスの出現が少ないとされます。ゼフィックスの治療効果も高いのですが、バラクルードに比べ変異した耐性ウイルスが生じやすいのが欠点です。薬が効かない変異ウイルス(YMDD)の増殖により、よくなった肝機能値が再び悪化してしまうのです。ヘプセラは、そのような変異ウイルスにも有効で、変異ウイルスの出現時にゼフィックスと併用するようにします。 これらの抗ウイルス療法で、ウイルスが非常に低減(測定限界以下)する割合は80%くらいです。それに伴ない肝機能値も正常化します。ただ、B型肝炎ウイルスの場合、完全に消滅させるのは難しく、飲むのをやめると再びウイルスが増えはじめ肝炎が再燃してしまうことが少なくありません。したがって、予防的にかなり長く飲み続ける必要があります。いつ治療を終了するかは、専門医により慎重に決められますので、それまで根気よく続けてください。自分だけの判断でやめてはいけません。副作用として、頭痛や腹痛、下痢などがみられますが、長期服用時においても重い副作用の心配はそれほどありません。 [PR]
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| おくすり110番 |