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▼β遮断薬 インデラル、セロケン、テノーミン、ナディック 片頭痛を予防するお薬です。これらを予防的に飲むと、片頭痛発作が起こりにくくなります。実際に、インデラルによる多くの臨床試験がおこなわれており、頭痛日記を用いた評価では片頭痛発作を44%減少させることが示されています。このような根拠にもとづき、欧米では片頭痛予防の第一選択薬のひとつとして勧められています。ただし、喘息発作を起こしやすくなるので、喘息のある人は使用できません。 処方の対象となるのは、発作頻度が多く日常生活に支障となるような場合です。予防薬なので毎日規則正しく飲む必要があります。頭痛が起きてからでは効果がありませんので、発作時にはトリプタン系薬剤など別の発作治療薬を頓服するようにします(インデラルとマクサルトは併用禁止)。なお、インデラル以外は正式な効能ではなく、適応外使用になります。通常は高血圧症や狭心症、不整脈などの治療に用いられています。 ▼カルシウム拮抗薬 ※ミグシス、テラナス、ワソラン カルシウム拮抗薬にも片頭痛を予防する効果があります。片頭痛は、まず脳血管がけいれん収縮し、そのあと拡張しズキンズキン痛みだします。これらは、発作のごく初期の脳の血管が収縮する段階をおさえます。そうして、発作回数の減少、前駆症状の軽減、また発作治療薬の減量が期待できるのです。なお、ワソランは正式な効能ではなく、適応外使用です。 ▼バルプロ酸 ※デパケン、セレニカ 片頭痛が起こらないように脳の神経をしずめておく作用があります。β遮断薬やカルシウム拮抗薬とは効きかたが違います。もともと抗てんかん薬として用いられてきましたが、2011年に片頭痛の予防薬としての効能が追加されました。 ▼その他 トリプタノール、パキシル、ジェイゾロフト、デパケン、リボトリール、テグレトール、ペリアクチン 片頭痛や群発頭痛の治療には、いろいろな薬が応用されます。降圧薬のβ遮断薬やカルシウム拮抗薬、抗うつ薬のトリプタノールやパキシル、抗てんかん薬のリボトリールやトピナ、あるいは抗ヒスタミン薬のペリアクチンなどを予防薬として用いることがあります。ただし、インデラルやミグシスなど一部を除き保険適応外です。 [PR] 人気の薬系書籍ベスト30 「くすり本NAVI 」
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おくすり110番 |