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Top Menue ／ 他の感染の薬x11 ／ 寄生虫の薬

▼ぎょう虫と回虫の薬 ※コンバントリン ぎょう虫や回虫など腸の寄生虫を駆除するお薬です。食事に関係なく、1回の服用で済みます。また、下剤を使用する必要もありません。効果がよく、副作用も少ないので、広く使われています。錠剤のほかドライシロップもあります。 ▼エキノコックスの薬 ※エスカゾール、メベンダゾール エキノコックスは、おもに北国でみられる寄生虫です。人への感染はごくまれですが、北海道の方は注意が必要です。キツネなどの糞を介し、口から入ったエキノコックスの卵は、肝臓などで幼虫（包虫）の状態で増え続けます。この薬は、包虫の体内代謝を阻害して、その増殖を抑えます。 ▼その他 ※ストロメクトール、ミンテゾール、メベンダゾール、ビルトリシド ストロメクトールとミンテゾールは、熱帯や亜熱帯地方に分布する糞線虫に有効です。メベンダゾールは鞭虫症のほか、エキノコックスにも応用します。ビルトリシドは吸虫類による各種吸虫症の治療に用います。 [PR] 人気の薬系書籍ベスト３０　「くすり本NAVI 」 ＜メモ＞ 寄生虫は虫の一種です。卵から生まれて、幼虫から成虫へと成長します。家畜やペット、野生動物に寄生するほか、人の体内にも住み着き、いろいろな悪さをすることがあります。 人に寄生する寄生虫は、大きく、線虫、条虫、吸虫の３つに分かれます。線虫には、ぎょう虫や回虫、鉤虫、糞線虫、鞭虫、アニキサスなどが含まれます。条虫はいわゆる“さなだ虫”と呼ばれる仲間で、エキノコックス（包条虫）もこれに含まれます。吸虫症は日本ではほとんどみられなくなりましたが、肺吸虫症や肝吸虫症、横川吸虫症、住血吸虫症などが知られています。 わりと普通にみられるぎょう虫や回虫は薬で容易に駆除できます。一方で、エキノコックス症など、外科的に虫体の摘出が必要な重い寄生虫症もあります。

　

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