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Top Menue 細菌感染の薬x9 結核の薬-2

アミノ糖
※ストレプトマイシン(SM)、カナマイシン(KM)、アミカシン(AMK)

第一線薬または第二線薬に位置付けられる注射用抗結核薬です。有効成分はアミノ糖(アミノグリコシド)系に分類される古くからの抗生物質です。病巣内に潜んでいる結核菌にも強い抗菌力を発揮し、菌が多いときにリファンピシンやイソニアジドと併用すると いっそう治療効果が上がります。前項で紹介した4剤標準治療のエタンブトールの代わりに用いることもできます。重大な副作用として、いわゆるストマイ難聴と腎障害が知られています。早期発見のため聴力検査を含めた定期検査が欠かせません。

その他の抗結核薬
ニッパスカルシウム(PAS)、アルミノニッパスカルシウム(PAS)、サイクロセリン(CS)、ツベルミン(エチオナミドETH)

第二線薬に位置付けられ抗結核薬です。ニッパスカルシウムはパラアミノサリチル酸(PAS)を有効成分とする昔からの薬剤です。いずれも第一線薬に比べ治療効果が劣るので、初期治療として第一選択することはありません。第一線薬4剤のいずれかが副作用または薬剤耐性などの理由で使用できない場合に、代替薬としてこれらから1剤以上を追加するようにします。

ニューキノロン系抗菌薬
クラビット(LVFX)、アベロックス(MFX)

クラビットやアベロックスなどニューキノロン系抗菌薬を、耐性結核治療薬として応用することがあります。単独ではなく、感受性をもつ他の抗結核薬3剤以上と併用する必要があります。

耐性肺結核治療薬
デルティバ

多剤耐性肺結核の治療に用いる新しいタイプの抗結核薬です。結核菌特有のミコール酸の生合成を阻害することにより、第一線薬のリファンピシン(RFP)とイソニアジド(INH)が効かない多剤耐性結核菌にも強い抗菌力を発揮するのです。多剤耐性結核の標準治療に6カ月以上併用することにより、長期的な治療効果が改善され、さらには死亡率の低下が期待できます。副作用として心電図QT延長に注意が必要です。

その他
プレドニン
ステロイド薬のプレドニンは、結核性胸膜炎や栗粒結核に有用です。抗結核薬とともに併用します。


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<メモ>
  • 多剤耐性結核とは、少なくともリファンピシンとイソニアジドに耐性をもつ結核菌による結核のことです。耐性結核菌は自然界にごく少数存在するだけなのですが、副作用のために治療を完遂できなかったり、不適切な中途半端な治療のもとで生き延び 優位に増殖するおそれがあるのです。

  • 多剤耐性結核の治療は、感受性のある複数の抗結核薬を使用しておこないます。リファンピシンとイソニアジドは原則使用できないので、第一線薬のエタンブトールとピラジナミドに、アミノ糖とニューキノロン系抗菌薬を加えた4剤による治療が標準的です。そのほか、新規リファマイシン系抗生物質のミコブティンやデルティバも処方候補となります。これらのいずれかが、副作用や薬剤耐性で使用できない場合は、パラアミノサリチル酸など第二線薬を代用することになります。

  • 有効な薬剤が限られる多剤耐性肺結核では、治療期間が長引き、治療成績もあまりよくありません。日本での治療成功率は40〜70%にとどまるとされます。そこで開発されたのが、新規抗結核薬のデルティバです。多剤耐性結核の標準治療と併用することで、治療期間の短縮、治療成績の向上、さらには死亡率の改善が期待できます。

    
    

 
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