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Top Menue 細菌感染の薬x9 その他の抗菌薬

ホスホマイシン
ホスミシン

新しい系統の抗生物質です。他の抗生物質の効きめが悪い緑膿菌、変形菌、セラチア、大腸菌などにも有効です。内服薬の処方頻度はそれほど多くありませんが、腸炎など細菌性の下痢に用いることがあります。病原大腸菌O-157の治療にも使われます。アレルギーを起こすことが少ない点もホスミシンの特徴です。

リンコマイシン系
リンコシンダラシン

グラム陽性菌のほか、嫌気性菌に対しても強い抗菌力があります。ただ、大腸炎の副作用があるため、めったに使われません。他の抗生物質が効かない場合や、嫌気性菌による感染症に使用される程度です。服用後に、下痢が続くようでしたら医師に連絡してください。

リファマイシン系抗生物質
リファジンミコブティン

リファマイシン系抗生物質は、抗酸菌(マイコバクテリウム)という種類の細菌に有効です。抗酸菌の代表が結核菌で、ほかにもマイコバクテリウム・アビウムコンプレックスなどによる抗酸菌症があります。リファンピシンを有効成分とするリファジンは第一線の抗結核薬です。結核症のほか、ハンセン病の治療 にも使います。ミコブティンは、リファンピシンが効かない耐性結核や非結核性抗酸菌症に適応する新薬です。

その他
バンコマイシンザイボックス

バンコマイシンは、他の抗生物質が効かないMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)という耐性菌に用います。飲み薬は、MRSAによる腸炎のほか、別の抗生物質で引き起こされる偽膜性大腸炎の治療にも用います。ザイボックスは、バンコマイシをはじめ他のすべての抗菌薬が効かない腸球菌に限り、最後の切り札として使用します。


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<メモ>
  • 耐性菌とは、抗生物質が効きにくい細菌のことです。抗生物質に対する抵抗力を身に付けているのです。社会問題化したMRSAこと「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌」が有名です。耐性出現の原因として、医療用あるいは家畜用の抗生物質の使いすぎが指摘されています。耐性菌を作らないため、言いかえるなら抗生物質の有効性を守るためにも、安易な抗生物質の使用は慎まなければなりません。

    
    

 
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おくすり110番