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Top Menue 細菌感染の薬x9 キノロン系

キノロン系抗菌薬
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比較的新しい薬なので、耐性菌が少なく、グラム陽性菌から陰性菌、さらにはクラミジア、マイコプラズマとさまざまな細菌に幅広く有効です。抗菌力も強く、飲み薬では治療の難しかった難治性の感染症にもよい効果を示します。セフェム系抗生物質とともに、いろいろな感染症に多用されています。ただし、小さい子供や妊娠中の女性には原則として用いません(オゼックスに限り小児用製剤があります)。

もともとこの系統は、大腸菌による膀胱炎に使われる程度でした。この枠を大きく広げたのは、1984年に販売されたバクシダールです。この薬をかわきりに、抗菌スペクトルの広い強力な新薬が次々と開発されました。その効能も、膀胱炎はもとより、気管支炎、肺炎といった呼吸器系から、中耳炎など耳鼻科領域にまで拡大しています。これらの新しい抗菌薬をニューキノロンと呼び、各科領域で広く使われるようになりました。

副作用も少なく、安全な薬です。ときに、発疹がでたり吐き気や下痢を起こすことがあります。特異な副作用としては、光線過敏症があります。日光に当たった皮膚が異常に発赤したり、湿疹ができたりします。もともと皮膚の弱い人、あるいは長期服用時や大量服用時は、できるだけ日光に当たらないほうがよいでしょう。そのほか、まれにアキレス腱障害を起こすことがあります。この副作用は高齢の人にでやすいようです。

キノロン系抗菌薬には、飲み合わせの悪い薬があります。鎮痛薬との併用で、けいれんを起こしやすいことが知られています。また胃薬と同時に飲むと、吸収が悪くなり効き目が落ちてしまうおそれがあります。服用中の薬は、市販薬も含め必ず医師に報告しておきましょう。


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<メモ>
  • 抗菌薬とは、細菌に抗菌力を持つ薬の総称です。広義の抗菌薬には、抗生物質も含まれます。キノロン系抗菌薬は、人工的に作られた物質なので、抗生物質とはしません。

    
    

 
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おくすり110番