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Top Menue 腎・泌尿・痔x19 夜尿症の薬

抗利尿ホルモン薬
ミニリンメルトデスモプレシン

子供の夜尿症(おねしょ)によく用いられるお薬です。抗利尿ホルモンのバソプレシンと同じように作用し、腎臓での水の再吸収を促進、尿を濃縮して尿量を減少させます。このため、夜間のホルモン分泌能力が未発達なために、尿が濃くならず、うすい尿がたまってしまうタイプの夜尿症に向きます。実際に夜間の尿量が減少し、夜尿日数が少なくなることが確かめられています。ミニリンメルトは水なしで飲める錠剤、デスモプレシンは鼻粘膜から吸収させる点鼻液になります。有効成分はいっしょで、効果もだいたい同じです。

安全性の高い薬剤ですが、水を飲みすぎると水中毒(低ナトリウム血症)の危険性が高まります。水中毒は、ナトリウム分の少ない薄い水が体にたまった状態です。ひどくなると、脳浮腫を生じ、けいれんや意識障害を起こします。初期症状として、けん怠感や頭痛、吐き気や嘔吐などがみられますので、そのような場合は服薬を中止し、すみやかに医師に連絡してください。夕食後以降は飲水を控えるなど、決められた水の飲みかたを守ることが何より大事です。なお、海外での調査によると、錠剤よりも点鼻液のほうが低ナトリウム血症の発現率が高いと報告されています。

三環系抗うつ薬
トフラニールアナフラニールトリプタノール

うつ病の薬ですが、子供の夜尿症(おねしょ)や遺尿症(おもらし)にも古くから用いられています。膀胱の勝手な運動をおさえたり、尿道の閉まりをよくすることで、尿もれを防ぎます。また、尿意による目覚めをよくする作用や、抗利尿ホルモンの分泌促進作用なども持ち合わせているようです。眠りが深く、尿がたまっても目が覚めにくい子供に用いるとよいのかもしれません。心臓病やてんかんがある場合は、慎重に用いる必要があります。

抗コリン薬
ポラキスバップフォー

膀胱内圧が異常で、昼間の頻尿や遺尿をともなう夜尿症に応用されることがあります。本来は大人用の頻尿治療薬です。抗コリン作用にもとづき、膀胱を収縮させる副交感神経をおさえ、またCa拮抗作用により膀胱の平滑筋を直接ゆるめます。これらの作用により尿がためやすくなり、また膀胱のむやみな収縮がおさえられるのです。

漢方薬
小建中湯(ショウケンチュウトウ)、桂枝加竜骨牡蛎湯(ケイシカリュウコツボレイトウ)、八味地黄丸(ハチミジオウガン)、六味丸(ロクミガン)、白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)、柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)、苓姜朮甘湯(リョウキョウジュッカントウ)、葛根湯(カッコントウ)

抗利尿ホルモン薬や三環系抗うつ薬が効かないとき、あるいは副作用で使えない場合など、漢方薬も選択肢になります。漢方的に、尿の出すぎは“燥証”で“降証”になります。また一般的に夜尿症の子供は寒証で虚証のことが多いです。このような証(体質)にぴったりなのが小建中湯です。小建中湯は水分を保持する潤性薬であり、升性、温性、補性の方剤でもあります。

桂枝加竜骨牡蛎湯も夜尿症を正式な適応症とします。こちらは、やせ型で明らかな虚証、のぼせや寝ぼけがみられる神経過敏なタイプに向きます。口渇をともなう場合は、冷えがあるのなら八味丸を、そうでないなら六味丸を用います。血色がよく暑がりで汗かき、口渇が強く水をガブ飲みするようなタイプには白虎加人参湯が最適です。柴胡桂枝湯は、口渇はそれほどなく、ミゾオチから肋骨下部が張っている胸脇苦満(きょうきょうくまん)を目安に用いるとよいでしょう。


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<メモ>
  • 6歳を過ぎても、毎晩のように おねしょをする状態が夜尿症です。夜間の尿量が多い、膀胱が小さく尿をためられない、尿がたまっても目が覚めないなど、体の未熟性によるいくつかの原因が考えられます。体質的にそういった部分の成長が少し遅れているだけですので、年齢とともに徐々に改善し自然治癒する場合がほとんどです。

    
    

 
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おくすり110番