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▼三環系抗うつ薬 ※トフラニール、トリプタノール、アナフラニール 本来はうつ病の薬ですが、子供の夜尿症(おねしょ)や遺尿症(おもらし)に用いることがあります。大人の失禁にも応用されるかもしれません。膀胱の勝手な運動をおさえたり、尿道の閉まりをよくすることで、尿もれを防ぎます。薬理的には、膀胱における抗コリン作用とα刺激作用にもとづく働きです。心理的な要因をやわらげるのにもよいでしょう。[参:‘うつ’の薬-1] ▼β2刺激薬 ※スピロペント 腹圧性尿失禁に効果的です。膀胱を弛緩し蓄尿機能を高めたり、尿道をしめる作用があり、これらにより尿失禁を予防します。はじめ喘息薬として開発され、その後 正式な効能として追加承認されました。 ▼α1刺激薬 ※メトリジン 腹圧性尿失禁に応用されることがあります。交感神経α受容体刺激作用により尿道平滑筋を収縮させ、尿道閉鎖圧を高めることで尿もれを防ぎます。本来の効能は低血圧です。 ▼女性ホルモン薬 ※エストリール、プレマリンなど 卵胞ホルモン薬(エストロゲン)は、女性に多い腹圧性尿失禁に有効です。閉経後の尿道粘膜の萎縮を改善するとともに、尿道平滑筋の交感神経α受容体を増加させる働きもします。これらの働きにより、尿道の弾力が増し、また間接的に尿道平滑筋の収縮能を高めることになるのです。α1刺激薬のメトリジンと併用されることがあります。 ▼漢方薬 ※猪苓湯(チョレイトウ)、清心蓮子飲(セイシンレンシイン)、当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)、加味逍遙散(カミショウヨウサン)、八味地黄丸(ハチミジオウガン)、牛車腎気丸(ゴシャジンキガン) 漢方薬は、細菌感染や基礎疾患のない尿路不定愁訴に向きます。猪苓湯と清心蓮子飲は、頻尿や残尿感を改善する代表的な処方です。ほかにも、女性向けの当帰芍薬散や加味逍遙散、男性向けの八味地黄丸や牛車腎気丸など、体全体の証(体質)に合わせていろいろな方剤が使われます。冷え性のある人や、心理的な要因が背景にある場合に用いるとよいでしょう。 [PR] 人気の薬系書籍ベスト30 「くすり本NAVI 」
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おくすり110番 |