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Top Menue 腎・泌尿・痔x19 尿崩症の薬

抗利尿ホルモン薬
デスモプレシンミニリンメルト

中枢性尿崩症の治療薬です。中枢性尿崩症は、脳の下垂体から分泌される“バソプレシン”という抗利尿ホルモンの不足で起こります。これらのお薬は、抗利尿ホルモンのバソプレシンと同じように作用し、その働きを補います。すなわち、腎臓での尿中水分の吸収を促進し、尿を濃くして尿量を減らすことができるのです。そして、多尿、口渇、多飲といった尿崩症特有の症状も改善されます。正式な保険適応症は“中枢性尿崩症”です。“腎性尿崩症”には原則用いませんが、病状によっては処方されるかもしれません。この場合、常用量で無効でも高用量で有効なケースがあるようです。

古くから標準的に用いられてきたデスモプレシン点鼻液・点鼻スプレーにくわえ、水なしで飲める錠剤のミニリンメルトOD錠も開発されました。有効成分はいっしょで効果もほぼ同じですが、副作用の低ナトリウム血症のリスクはミニリンメルトのほうが少し低いようです。今後は、点鼻薬に変わり、利便性が高いミニリンメルトが処方される機会が増えることでしょう。いずれにしても、水の飲みすぎは低ナトリウム血症をともなう水中毒の危険性を高めますので、決められた飲水量を守ることが大事です。水中毒の初期症状として、けん怠感や頭痛、吐き気や嘔吐などがみられます。そのような場合は服薬を中止し、すみやかに医師に連絡してください。

利尿薬
フルイトランニュートライド(ダイクロトライド)、アルダクトン

腎性尿崩症にサイザイド系利尿薬のフルイトランやニュートライドが応用されます。不思議なことに腎性尿崩症に用いると、利尿作用とは逆に働き、尿量が減少するのです。詳しい作用機序は分かっていませんが、本来の作用部位ではない近位尿細管でのナトリウム(塩分)と水分の再吸収促進作用が優勢になるものと推定されています。治療をはじめると、遠位尿細管におけるナトリウム利尿により一時的に尿量が増えますが、その後 減少に転じます。服用量は常用量からやや多めです。アルダクトンは抗アルドステロン薬もしくはカリウム保持性利尿薬と呼ばれる別系統の利尿薬で、こちらは低カリウム血症の是正に有用です。

鎮痛消炎薬
インテバンポンタールモービックセレコックスなど。

専門的に非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)と呼ばれる部類です。適応外使用になりますが、腎性尿崩症に対し単独もしくはサイアザイド系利尿薬と併用することがあります。作用機序は、腎臓でのプロスタグランジンの産生を抑制することで腎血流を減少させ、尿細管でのナトリウムと水分の再吸収を促進することによります。その結果、尿が濃縮され、尿量が減らせるわけです。長く続けていると、新たな腎障害や肝障害、胃潰瘍など重い副作用がでやすくなりますので、慎重に用いる必要があります。


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<メモ>
  • 尿崩症は、抗利尿ホルモン“バソプレシン”が作用しなくなる病気です。その発現機序から、中枢性尿崩症と腎性尿崩症の2つのタイプに大別されます。どちらの場合も、抗利尿ホルモンが正常に働かなくなるので、腎臓での水分の再吸収が減少し、うすい尿が大量に排出されます。典型的な症状は、尿量の著しい増加と激しい口渇、多飲です。飲んでも飲んでも、体の水分が尿から出てしまうのです。

  • 中枢性尿崩症は、脳下垂体からバソプレシンが分泌されなくなることで起こります。原因として、視床下部もしくは下垂体の炎症や腫瘍に起因する続発性もの、原因不明の特発性のもの、さらには遺伝的な家族性のものがあります。抗利尿ホルモン薬で症状をおさえるとともに、原因疾患をみつけてその治療にあたることが大事です。

  • 一方、腎性尿崩症は腎臓が抗利尿ホルモンに反応しなくなることで起こります。原因から、腎炎や電解質異常(高カルシウム血症、低カリウム血症)などにより発生する続発性のもと、遺伝性に発生する家族性の2つに分かれます。さらに、薬が原因で起こることもあります。よく知られるのは、躁病治療薬のリチウム(リーマス)や関節リウマチ治療薬のロベンザリット(カルフェニール)などによるものです。

    
    

 
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