[Home] |
|
|
▼抗コリン薬-1 ※ポラキス、バップフォー 比較的古くからの頻尿治療薬です。抗コリン作用にもとづき、膀胱を収縮させる副交感神経をおさえ、またCa拮抗作用により膀胱の平滑筋を直接ゆるめます。これらの作用により尿がためやすくなり、また膀胱のむやみな収縮がおさえられます。治療の対象は、神経因性膀胱や慢性膀胱炎などにおける病的尿意、頻尿、あるいは尿失禁(尿もれ)などです。過活動膀胱と呼ばれる一連の症状や子供の夜尿症にも応用されます。効き方には個人差があり、効果発現までに時間がかかることがありますので、最低2週間は指示どおりに続けてください。それでも効かなければ、他の治療薬への変更も可能です。 副作用でいちばん多いのは口内乾燥と便秘です。口渇に対しては、口をゆすいだり氷を含むとよいかもしれません。便秘がひどければ、通じ薬で対処します。人によっては、物がぼやけて見えたり、眠気やめまいを起こします。車の運転など危険をともなう機械の操作には十分注意しましょう。また、とくに高齢の人では、認知症のような症状が出る可能性がありますので留意してください。なお、前立腺肥大症などで尿が出にくい場合、緑内障や腸閉塞、重い心臓病のある人など、この薬が飲めないことがあります。 ▼抗コリン薬-2 ※ベシケア、デトルシトール、ウリトス、ステーブラ 発売が新しい抗コリン薬で、ポラキスやバップフォーに変わり処方される機会が増えています。本質的な作用や効果は同じですが、膀胱にだけ選択的に効く点が違います。言いかえれば、膀胱以外での抗コリン作用が弱いため、口内乾燥や便秘、眠気、認知障害などの副作用がでにくいのです。とくにベシケアは選択性が非常に高く、治療効果に優れます。デトルシトールは海外でも広く処方されている安全性の高い薬剤で、副作用が少なく、高齢の人にも使いやすいです。適応症はどれも同じで、過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿おび切迫性尿失禁になります。腹圧性尿失禁には不向きです。また前立腺肥大症においてはα1遮断薬による治療を優先します。 ▼β3刺激薬 ※ベタニス 新しい作用の過活動膀胱治療薬です。膀胱の平滑筋にあるβ3アドレナリン受容体を選択的に刺激し、膀胱の弛緩を促進します。そうすることで、膀胱容量を増大させ、蓄尿機能を高めるのです。抗コリン薬と同等ないしそれ以上の効果が期待でき、また選択性が高いので口渇や便秘を起こしにくく、心血管系への影響も少ないと考えられます。そのような副作用で抗コリン薬が使いにくいときなど、新たな選択肢として有望でしょう。ただし、実績の少ない新しい薬なので、安全性についてよく分からない部分があります。併用療法の適否、不整脈や緑内障のリスク、また生殖器に対する影響が指摘されており、これらについての検証が今後の課題です。 ▼膀胱平滑筋弛緩薬 ※ブラダロン 頻尿治療薬として昔から使われてきました。膀胱の筋肉をゆるめ容量を大きくします。副作用が少なく安全性は高いのですが、効果は今ひとつ。軽い症状に対して、あるいは抗コリン薬が効かない場合や副作用で使えないときに使用するとよいかもしれません。最近はあまりお目にかかりません。 [PR]
|
| ↓スポンサーも訪れて下さいネ | 投げ銭してネ ! | |
| Good luck & Good by ! | ||
| おくすり110番 |