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Top Menue 胃腸の薬x17 胃薬(健胃消化)

健胃薬
SM散AM散など

いわゆる「胃散」とよばれる薄茶色の粉薬です。胃酸を中和する制酸薬、食欲を増す生薬、消化を助ける消化酵素など いろいろな成分が配合されています。これらがいっしょに作用し、食欲不振、胃もたれ、胸やけ、吐き気などを改善します。胃潰瘍のような本格的な病気には力不足ですが、慢性胃炎あるいは機能性ディスペプシアなど比較的軽い症状に役立ちます。市販の胃薬も、このタイプが多いです。

強力でないかわり、副作用が少なく安全に使用できます。ただ、痛み止めのロートエキスが配合される製品は少し注意が必要です。この場合、緑内障、前立腺肥大、重い心臓病のある人など、服用できないことがあります。また、制酸薬の重曹には塩分が多く含まれます。心臓や腎臓の悪い人、また高血圧症で塩分制限している人は注意してください。市販薬の購入時も含め、持病のある人は医師または薬剤師に伝えておきましょう。

消化薬(一般)
ベリチームエクセラーゼタフマックパンクレアチンなど

食べ物の消化を助けるお薬です。脂肪や蛋白質、炭水化物を分解するいろいろな消化酵素が含まれています。胃腸や膵臓の働きが悪く、消化不良を起こしているときに用います。慢性膵炎では、大量消化酵素補充療法(膵酵素補充療法)として服用量が多くなることがあります。食直後か食事中に飲むと効果的です。副作用はほとんどありません。

消化薬(高力価)
リパクレオン

高力価パンクレアチン製剤です。従来のパンクレアチンと比較して7〜8倍の酵素活性をもちます。このため、膵酵素補充療法をおこなう場合でも、以前のような大量投与を必要としません。適応となるのは、病状が進んだ慢性膵炎または膵臓を切除した場合などで、消化酵素欠乏による膵外分泌機能不全を呈している場合です。


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<メモ>
  • 胃の薬には非常にたくさんの種類があります。その中から、症状に合わせて数種類の胃薬を併用することが多いです。健胃薬や消化薬は昔ながらの古い薬ですが、安全性が高く、また薬価が安いというメリットがあります。

  • 胃の代表的な病気には、機能性胃腸症、胃炎、胃潰瘍などがあります。なかでも一番多いのは機能性胃腸症(機能性消化管障害、機能性ディスペプシア)です。胃の粘膜に異常がないのに、吐き気、もたれ、胃痛、胸やけ、下痢といった不快な症状がでるタイプです。一方、胃炎や胃潰瘍は、実際に胃粘膜に炎症を起こしていたり、傷ついているものをいいます。

  • 機能性胃腸症では、薬だけに頼るのでなく「食生活の改善」も大切。暴飲暴食を避け、腹八分目。消化のよい物をとるようにしましょう。アルコールやタバコもよくありません。ストレスなど精神的要因があるのなら、それを取り除く環境調整も大事です。

    
    

 
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