脳梗塞の薬-1

▼抗血小板薬
※アスピリン(バイアスピリン、バファリン81mg)、パナルジン、プラビックス、プレタール

アスピリンに代表されるお薬です。血小板の働きを抑えて血液を固まりにくくし、脳の血管がつまるのを防ぎます。とくに、脳の太い動脈がコレステロールなどで狭くなることで起こる「アテローム血栓性梗塞」、あるいは頚動脈の硬化による一過性脳虚血発作に有効とされます。効きすぎると、出血しやすくなります。皮下出血(青あざ)や歯肉の出血など出血傾向がみられたら、すぐ医師に連絡してください。また、抜歯や手術の予定のあるときは、早めに医師と相談しておきましょう。そのほか、アスピリンでは、胃炎や胃潰瘍にも注意が必要です。パナルジンの飲み始めは、2週に1回必ず血液と肝臓の検査をおこなうようにします。

▼抗凝血薬
※ワーファリン

とくに「心原性塞栓」に有効性が高いです。このタイプの脳梗塞は、心臓で生じた血の固まりが脳に運ばれ脳血管がつまるものです。ワーファリンは、心臓の血管で血が固まるのを防ぎます。やはり、効きすぎると出血を起こしやすくなります。このため、定期的に血液の検査をおこない用量を慎重にコントロールする必要があります。納豆やクロレラは、この薬の作用を弱めますので控えてください。


<メモ>
●脳梗塞は、脳の血管がつまり、その先の脳組織がダメージを受けるものです。梗塞のタイプにより、「アテローム血栓性梗塞」、「心原性塞栓」、「ラクナ梗塞」に分かれます。また、重い梗塞にいたらないまでも、一時的に脳血流が途絶える「一過性脳虚血発作」という症状もあります。手足のまひ、言語障害などが現れますが、24時間以内に回復するものをいいます。

●海外の大規模臨床試験で、アスピリンの脳梗塞に対する効果はほぼ実証されています。けれど、日本人に多い小さな血管が詰まるタイプの「ラクナ梗塞」には、慎重に使用すべきとされます。旧厚生省研究班による調査では、ラクナ梗塞に対するアスピリンの再発予防効果は認められませんでした。

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