[成分]トルバプタン
[代表]サムスカ
[分類]利尿薬

水分を排出するお薬です。心不全や肝硬変による浮腫(むくみ)の治療に用います。また、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群“SIADH”や多発性のう胞腎“ADPKD”にも適用します。
1 特徴
2 注意
3 効能
4 副作用
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1【特徴】
◆非ペプチド性バソプレシンV2-受容体拮抗薬
◆一般的な利尿薬とは作用メカニズムが違う水利尿薬
◆ナトリウムなどの電解質排泄を伴わず、水だけを排出
◆他の利尿薬で効果不十分な場合に追加併用
◆うっ血性心不全または肝硬変にともなう体液貯留(浮腫、腹水、肺うっ血)を改善
◆水再吸収を抑制し、SIADHによる低ナトリウム血症を改善
◆多発性のう胞腎(ADPKD)にも適用、腎容積の増大を遅らせ、腎機能の低下を抑制
2【注意】裂
●注意事項や副作用について十分説明を受ける
●持病のある人は医師に報告
●服用中の薬を医師に報告
●妊娠中、またその予定のある人は医師に報告
●当初は入院し、電解質測定や肝機能検査を頻回に実施
●体液貯留には、通常1日1回1錠を午前中に服用(心性浮腫は錠15mg、肝性浮腫は錠7.5mg)、夕刻以降では夜間排尿が多くなるので注意
●多発性のう胞腎の場合、1日2回朝夕に分けて服用、少量で開始し徐々に増量
●医師の指導に従い、適切な水分補給を心がけること
●口渇がひどい場合は、医師と相談
●治療中、妊娠の可能性のある女性は避妊すること
●グレープフルーツジュースは飲まないほうがよい
3【効能】
●ループ利尿薬等の他の利尿薬で効果不十分な心不全における体液貯留(錠7.5mg、錠15mg、顆粒1%)
●ループ利尿薬等の他の利尿薬で効果不十分な肝硬変における体液貯留(錠7.5mg、顆粒1%)
●抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)における低ナトリウム血症の改善(錠7.5mg、錠15mg、錠30mg、顆粒1%)
●腎容積が既に増大しており、かつ、腎容積の増大速度が速い常染色体優性多発性のう胞腎の進行抑制(錠7.5mg、錠15mg、錠30mg、顆粒1%)
4【副作用】獵
●頻尿、多尿、脱水
●口渇、便秘、吐き気、下痢
●めまい、ふらつき、頭痛、けん怠感、血圧低下
●高ナトリウム血症(のどが異常に渇く、意識がうすれる)
●高カリウム血症(だるい、息切れ、脈の乱れ、手足のしびれ)、尿酸値の上昇
●腎不全(むくみ、尿の濁り、血尿、尿が少ない・出ない)
●血栓症(足の痛み・むくみ、激しい頭痛、胸の痛み、急に視力が落ちる、突然の息切れ、片側の麻痺)
●肝障害(だるい、食欲不振、吐き気、発熱、皮膚や白目が黄色、尿が褐色)
●肝性脳症(肝性浮腫の場合)(ぼんやり、無関心、混乱、ふるえ、意識がうすれる、意識消失)
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