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Top Menue 女性の薬(1)x17 生理不順の薬-2

ドパミン作動薬
パーロデルテルロン

生理を止めるプロラクチンというホルモンをおさえる作用があります。高プロラクチンによる排卵障害や無月経に用います。少量より開始し、効果をみながら段階的に増やしていきます。副作用で多いのは、吐き気、嘔吐、便秘、めまいなどです。

漢方
桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)、桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)、通導散(ツウドウサン)、大黄牡丹皮湯(ダイオウボタンピトウ)、加味逍遙散(カミショウヨウサン)、当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)、四物湯(シモツトウ)、温経湯(ウンケイトウ)、温清飲(ウンセイイン)、防已黄耆湯(ボウイオエギトウ)、女神散(ニョシンサン)

証(体質)や生理の状態によって、いろいろな方剤が使い分けられます。漢方では月経トラブルを“お血”(おけつ)という概念でとらえます。”お血”とは血流の停滞をあらわし、出血にもつながるものです。生理不順や過多月経などには、この”お血”を改善する「駆お血薬」が処方されるものです。桂枝茯苓丸は、体力が中くらいの人を中心に広く使われています。桃核承気湯と通導散、大黄牡丹皮湯は、便秘がちで体力のある熱・実証タイプ向けです。加味逍遙散は、頭痛や肩こり、のぼせ、足の冷え、不眠など不定愁訴の多い女性に好んで用いられます。

“お血”のほか“血虚”という考え方もあります。これは血液不足による血流障害で、ある種の貧血症状とみなせます。この場合、生理が遅れたり少なくなることが多く、ときに無月経・無排卵となり不妊の原因にもなりかねません。このような“血虚”の状態には、「補血薬」の部類が適当です。当帰芍薬散は女性の聖薬ともいわれ、色白で冷え症、やせ型で体力のない人の生理痛や生理不順に最適です。四物湯と温経湯は、皮膚や唇がカサカサ乾燥しやすいなど燥証を目安に用います。汗かきで水ぶとりタイプ、冷え性で月経が少な目の人には、防已黄耆湯がもってつけです。


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<メモ>
  • 赤ちゃんが生まれると、プロラクチンという母乳を出すホルモンがたくさん分泌されます。プロラクチンは、排卵を止める役わりもしています(授乳中に妊娠しないように)。ところが、産後でもないのに多量のプロラクチンが分泌されてしまうことがあります。「高プロラクチン血症」です。排卵が止まり不妊の原因にもなります。原因がはっきりしない機能性の場合、精神的なストレスも関係しているようです。まれに、脳下垂体の腫瘍が原因のこともあります。

  • 一部の安定剤や吐き気止めなど薬の影響でプロラクチンが高まり、生理が不順になったり、止まってしまうことがあります。服用中の薬は、医師に報告しておきましょう。

    
    

 
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おくすり110番