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Top Menue 女性の薬(1)x18 生理痛の薬-3

女性ホルモン薬
※低用量ピル(ルナベルヤーズ、各種経口避妊薬)、中用量ピル(プラノバールソフィアA/

卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)を含有する いわゆるピルと呼ばれるEP配合剤です。これらを周期的に服用すると、卵巣や子宮の活動が低下し生理が軽くなります。このうち、ルナベルとヤーズは、月経困難症だけを適応とする治療用低用量ピルです。卵胞ホルモンの低用量化により血栓症や乳がんのリスク低減がはかられています。新薬のヤーズは、卵胞ホルモンの超低用量化と、新規黄体ホルモン薬を配合しているのが特徴で、これにより休薬期間が短縮し、さらにニキビやむくみに対する副効用も期待できます。一方、中用量ピルのプラノバールとソフィアは、生理痛や生理不順をふくめ女性特有のさまざまな症状に汎用されてきた古くからの薬剤です。ピルによる治療は、妊娠・出産の予定がないときに、避妊効果を兼ねて用いることになります。治療中は自然な生理がなくなりますから、その点も理解しておきましょう。

漢方
桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)、桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)、大黄牡丹皮湯(ダイオウボタンピトウ)、加味逍遙散(カミショウヨウサン)、当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)、五積散(ゴシャクサン)、当帰建中湯(トウキケンチュウトウ)、芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)など

漢方薬は、西洋薬の鎮痛薬のように今起きている痛みをすぐに止めるのは得意ではありません。一般的には、体質改善的な意味合いを含めて処方されます。漢方では、月経トラブルを”お血”(おけつ)という概念でとらます。”お血”とは血流の停滞をあらわし、出血にもつながるものです。生理痛や生理不順には、この”お血”を改善する方剤がよく処方されます。桂枝茯苓丸はその代表で、体力が中くらいの人を中心に広く使われています。もし、便秘がちでガッチリタイプであれば、桃核承気湯もしくは大黄牡丹皮湯などが適当です。加味逍遙散は、頭痛や肩こり、のぼせ、足の冷え、不眠など不定愁訴の多い女性に好んで用いられます。

“お血”のほか“血虚”という考え方もあります。これは血液不足による血流障害で、ある種の貧血症状とみなせます。この場合、当帰芍薬散など「補血薬」の部類が適当です。当帰芍薬散は女性の聖薬ともいわれ、色白で冷え症、やせ型で体力の乏しい人に最適です。ほかに、五積散は体のあちこちが冷えて痛むときに、当帰建中湯は疲れやすく貧血ぎみな女性の生理痛に適します。芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)は、わりあいと効き目が早く、証にこだわらずさまざまな痛みに広く用いられている方剤です。


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<メモ>
  • 月経困難症とは月経にともなう耐え難い痛みのことです。いわゆる生理痛とされる下腹部痛や腰痛をさしますが、頭痛や吐き気、いらいら、憂うつ感などさまざまな随伴症状をともなうことが多く、人によっては仕事や日常生活に支障がでてきます。その原因から、子宮内膜症や子宮腺筋症など器質的疾患にともなう器質性月経困難症と、原因疾患のない機能性月経困難症に分かれます。

  • 生理痛がひどいときなど、別の病気が隠れていることがあります。市販の鎮痛薬で収まらないような激しい痛み、不定期な痛み、出血が非常に多いとき、あるいは不正出血がみられるときは、一度、婦人科で診てもらうとよいでしよう。子宮内膜症や子宮腺筋症、子宮筋腫など本格的な病気が隠れているかもしれません(別項)。

    
    

 
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おくすり110番