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Top Menue 膠原病とリウマチx6 膠原病の薬-1

ステロイド薬(内用)
プレドニンプレドニゾロンメドロール、2レダコートデカドロンリンデロン

ステロイドには、炎症をしずめたり、免疫系をおさえる優れた作用があります。膠原病の必須薬であり、症状を押さえ込むために、まず大量のステロイド薬を用いることが多いです。その後、様子をみながら徐々に減量し、必要最小量の維持量を続けるようにします。効果不十分または急を要する場合は、ソル・メドロールなど注射薬による短期大量間欠療法(パルス療法)をおこなうこともあります。

少量でしたら、副作用はそれほどありません。ただやはり、服用量が多めになると、ステロイド特有の副作用が出やすくなります。大量もしくは長期服用においては、骨粗鬆症、糖尿病、脂質異常、肥満症(ムーンフェイス)、感染症、うつ、眼圧上昇、副腎機能低下などに注意が必要です。また、減量・中止は医師の指示のもと徐々におこなわなければなりません。

ステロイド薬(外用)
ロコイドキンダベートアルメタフルコートリンデロンVリドメックスネリゾナテクスメテンリンデロンDPマイザーアンテベートメサデルムフルメタトプシムジフラールデルモベートなど多数

ステロイド外用剤は皮膚エリテマトーデスをはじめとする皮膚病変に用いられます。強弱で5段階に分類され、また軟膏やクリーム、ローションなどさまざまな製剤があり、これらを重症度や病変部位により使い分けます。また、症状が良くなったら弱いものに切り替え、その後休薬して様子をみるといった使い方も可能です。安易に漫然と使用することなく、そのときどきの症状に応じたきめ細かな指導を受けようにしてください。

鎮痛消炎薬(NSAIDs)
ロキソニンボルタレンブルフェンモービックオステラックハイペンペオンインフリーナイキサンソレトンスルガムフルカムロルカムセレコックスなど多数。

専門的に「非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)」と呼ばれる部類です。対症療法として発熱、疼痛、関節炎などの軽減に用いられます。飲み薬のほかに坐薬もあります。とくに長期服用のさいは、胃腸障害、肝障害や腎障害などに注意が必要です。


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<メモ>
  • 膠原病の病名は、結合組織を構成する膠原線維などに病変を生じることから名付けられました。専門的に、より正確に“結合組織病”と呼ばれることもあります。また、膠原病では関節や筋肉に痛みやこわばりを伴なうことが多いことから、リウマチ性疾患と総称されることがあります。組織学的に命名された膠原病と、症状の観点から呼ばれるリウマチ性疾患はほぼ同義です。

  • 結合組織は体全体にあり、細胞と細胞を結びつけ、また細胞の新陳代謝にかかわっています。どこの結合組織で病変が起きるかで病気のタイプが違ってきます。あちこちの結合組織で炎症を起こす“全身性エリテマトーデス”と これに伴う“ループス腎炎”、皮膚で起きる“強皮症”、筋肉での“筋炎”、関節で起こる“関節リウマチ”、血管での“血管炎”、さらに“リウマチ熱”や“シェーグレン症候群”なども膠原病のうちです。

    
    

 
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