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Top Menue めまいと貧血x4 貧血の薬-2

ビタミン剤
※ビタミンB12(メチコバール)、葉酸(フォリアミン)、ビタミンB6(ピドキサール

ビタミンB12と葉酸は、赤血球を作るのに必要です。欠乏すると「巨赤芽球性貧血」という特殊な貧血をおこします。そのほか、ビタミンB6の欠乏による「鉄芽球性貧血(ピリドキシン反応性貧血)」という貧血もあります。ただし、ふつうに食事がとれていれば、このような貧血になることはありません。おもに胃腸の切除後などで、吸収障害があるときに問題となります。このような場合、ビタミンB12の補給は注射でおこないます。

EPO(注射)
※エスポー、エポジン、ネスプ

EPO(エリスロポエチン)は腎臓で造られる造血因子です。骨髄に働きかけ赤血球を増やす役目をしています(血液は骨の中の骨髄で造られます)。腎臓が悪くなると、このEPOが不足し、「腎性貧血」になることがあります。このようなときに、エスポーやエポジンでEPOを補うようにします。貧血症状が改善され体が楽になります。副作用で血圧が上がることがあるので、血圧に注意しながら用います。未熟児貧血の適応もあります。

その他
※ステロイド薬(プレドニンプレドニゾロンメドロールなど)、免疫抑制薬(サンディミュンネオーラルなど)、蛋白同化ホルモン(プリモボランなど)、ボンゾール、輸血、G-CSF(グラン、ノイトロジン、ノイアップ)

「再生不良性貧血」や「溶血性貧血」など特殊な貧血に用いるお薬です。飲み薬のほか、注射薬もあります。症状や重症度に応じて使い分けます。副作用のでやすい薬ですので、専門医により慎重に処方されます。


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<メモ>
  • 「鉄欠乏性貧血」以外はまれですが、なかには治療が難しい貧血もあります。「再生不良性貧血」は、骨髄で赤血球などすべての血球が作れなくなる病気です。治療には、赤血球を作る作用のある蛋白同化ホルモンやボンゾールを用いたり、重症な場合は骨髄を守るためにステロイド薬や免疫抑制薬も使われます。骨髄移植が適応となるケースもあります。

  • 薬の副作用による貧血もあります。抗がん剤、抗てんかん薬、抗甲状腺薬、抗リウマチ薬などによる重い再生不良性貧血(汎血球減少)が知られています。貧血症状(前項)、発熱、ノドの痛み、歯肉の出血、皮下出血(青あざ)などいつもと違う症状に注意してください。そのほか、結核の薬(INH)によるビタミンB6欠乏性の鉄芽球性貧血もあります。

    
    

 
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おくすり110番