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Top Menue 血圧と脳卒中x9 高血圧の薬-4

α遮断薬
ミニプレスバソメットエブランチルデタントールカルデナリンなど

血管にある交感神経のα1受容体を遮断し、血管を広げることで血圧を下げます。特徴的なのは、いくつかの副効用です。すなわち、前立腺肥大症にともなう排尿障害の改善、糖・脂質代謝改善作用などが期待できます。一方で、めまいやふらつきを起こしやすいのが難点です。高齢の人など立ちくらみから転倒につながるおそれがあり十分な注意が必要です。飲みはじめに強くあらわれるので、少量で開始し徐々に増量するようにします。通常、第一選択とはせず、標準的な降圧薬で効果不十分な場合に追加します。

ミニプレスはα遮断薬の元祖です。もともと高血圧症治療薬として開発されましたが、その後に前立腺肥大症に伴う排尿障害の効能を取得しています。バソメットとエブランチルにも同様の効能があります。持効製剤のデタントールRとカルデナリンは、ゆっくりと長く効くので1日1回の服用で済み、 めまいや動悸の副作用も軽減されます。早朝高血圧に対しては夜寝る前に飲むと効果的です。

αβ遮断薬
ローガンアロチノロール(アルマール)、トランデートアーチストカルバンなど

α遮断作用とβ遮断作用を合わせもつのがαβ遮断薬です。2つの作用が助け合うことで降圧効果が高まり、逆に副作用は低減します。α遮断作用については前述を、β遮断作用の詳細は前項を参照ください。α遮断作用とβ遮断作用の効力比は、ローガンが1:1、アロチノロールが1:8、トランデートが1:3、アーチストが1:8、カルバンが1:14です。この効力比やβ遮断薬としての性質(β1選択性、ISA、親和性)を考慮し、病態に合った薬を選びます。アーチストは、心筋症や慢性心不全の治療に応用されることがあります。アロチノロールは震えの治療にも使います。


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<メモ>
  • α遮断薬に限らず、薬の効きすぎによる血圧の下がりすぎにも注意が必要です。飲みはじめの日とその後1週間くらい、あるいは薬を増やしたときに現れやすいものです。立ちくらみ、めまい、ふらつき、ひどいときは転倒したり、一時的に気を失うこともあります。とくにお年寄りは要注意。一気に立ち上がったりしないで、ゆっくりと動作しましょう。

  • HOT研究という欧米での大規模臨床試験(約1万9千人)では、下の血圧をより低く下げると心筋梗塞の危険性が少なくなることが示されています。けれど総死亡でみると、逆に、ゆるやかな降圧を目指したグループのほうがわずかに死亡率が低くなっています(有意差はなし)。また、もともと糖尿病のある人を除いて集計すると、140/90以下に下げるメリットは消えます。心筋梗塞の少ない日本人、あるいは高齢者においては、必要以上に血圧を下げる必要はないのかもしれません。

  • 糖尿病のある人は、血圧を十分に下げるようにしてください。HOT研究でも、糖尿病の人に限ると、下の血圧80以下を目指したグループがもっともよい結果となっています(心臓病など半減)。他の大規模臨床試験でも、糖尿病の人は血圧を下げるメリットが非常に大きいことが示されています。

  • 生活習慣の改善も大切。減塩などの食事療法、運動療法、肥満があれば体重を落とすだけでも血圧が下がるものです。軽い高血圧であれば、薬をやめられることもあります。できたら簡易血圧計で自宅で血圧測定をおこない、適切に血圧がコントロールされているかチェックすることをおすすめします。

    
    

 
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おくすり110番