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Top Menue 皮膚の薬x18p ニキビ(内用)-1

抗生物質
ミノマイシンビブラマイシンルリッドクラリスクラリシッドダラシンフラジールなど

ニキビを悪化させるアクネ菌やブドウ球菌に抗力をもつ飲み薬の抗生物質です。炎症反応が加わった紅色丘疹(赤ニキビ)、膿疱、結節や嚢腫をともなう重症例に用いられます。テトラサイクリン系のミノマイシンやビブラマイシンには、アクネ菌による脂肪酸の産生をおさえる作用もあるようです。比較的少量を長めに服用するのが一般的です(数週間〜2カ月)。抗菌・抗原虫薬のフラジールは、毛包虫(ニキビダニ)がかかわっている場合に応用されます。

ビタミン剤
※ビタミンA(チョコラA)、ビタミンB2(ハイボンフラビタンFAD)、ビタミンB6(ピドキサールリン酸ピリドキサール)、ビタミンC(シナールアスコルビン酸)、ビタミンE(ユベラ

いろいろなビタミン剤が使われます。レチノイドほど強力ではありませんが、ビタミンAには皮膚の角質をおさえる作用があります。ビタミンB2とB6には、皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあり、かさつく皮膚に向いています。ビタミンCは、炎症後の色素沈着の予防効果を期待して用います。なお、妊娠中のビタミンAの大量服用は、おなかの赤ちゃんによくありません(逆に不足もよくありません)。妊娠出産の予定のある女性は、事前に医師と相談しておきましょう。

レチノイド
※イソトレチノイン(Accutane)(未承認)

ビタミンAの誘導体です。国内では未承認ですが、一部の専門医(ことに美容系)により処方されるかもしれません。優れた効果がありますが、強い催奇性が欠点です。妊娠中やその予定のある女性は絶対禁忌です。角層が薄くなるので直射日光を避ける必要もあります。最近、"うつ"など精神的な変調をきたす点も指摘されています。他剤が無効な重症例にかぎり慎重に使用されなければなりません。医師から十分な説明を受け納得のうえで使用してください。


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<メモ>
  • ニキビ悪化の主因は細菌の増殖です。なかでも好脂性のアクネ菌の増殖は、皮脂が過剰になった毛包管内で促進されます。そして、菌が産生するリパーゼにより皮脂中の中性脂肪から生成した遊離脂肪酸や、アクネ菌が産生する好中球走化因子あるいは活性酸素などにより炎症が起こります。こうして、非炎症性の面皰(白ニキビ、黒ニキビ)から炎症性の紅色丘疹(赤ニキビ)、さらには膿疱へと悪化するのです。重症例では、炎症が深部に進行し結節や嚢腫ができ、治癒後にあばた状の瘢痕を残します。

    
    

 
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おくすり110番