頭痛の薬-2

▼酒石酸エルゴタミン(麦角アルカロイド)
※カフェルゴット、クリアミンA、クリアミンS

ズキンズキンする血管性の「片頭痛」に用います。血管を収縮させる強い作用があります。発作予感時に早めに頓用すると効果的です。ふつう、予防的な長期服用はしません。クリアミンには、ピリン系成分が配合されているので、ピリンアレルギーの人は使用できません。

▼トリプタン系
※イミグラン、イミグラン点鼻液、ゾーミッグ、レルパックス、マクサルト

片頭痛の痛みをやわらげるお薬です。頭痛発現時に使用します。血管内壁のセロトニン受容体を刺激し、拡張した血管を収縮させます。服用2~3時間後で、50~70%の改善率を示します。上記エルゴタミン製剤との同時服用は避けてください。飲み始めに、胸やノドのつかえ感・圧迫感、肩こり、体の痛み、フワフワ感があらわれることがあります。これは、たいてい一過性で心配いりませんが、早めに受診して医師に伝えてください。

▼ジヒドロエルゴタミン
※ジヒデルゴット

おだやかな作用の血管収縮薬です。片頭痛の予防薬として用いることがあります。

▼カルシウム拮抗薬
※ミグシス、テラナス

片頭痛を予防するお薬です。片頭痛発作は、まず脳血管がけいれん収縮し、そのあと拡張してズキンズキン痛みだしてきます。このお薬は、発作のごく初期の脳の血管が収縮する段階をおさえます。予防薬なので毎日規則正しく飲む必要があります。頭痛が起きてから飲んでも効果はありません。片頭痛のため日常生活に支障のある場合に用います(月に2回以上の片頭痛)。


<メモ>
●片頭痛や群発頭痛の治療には、いろいろな薬が応用されます。ワソランやインデラルなど一部の降圧薬(カルシウム拮抗薬、β遮断薬)、抗うつ薬、抗てんかん薬、抗ヒスタミン薬(ペリアクチン)などを予防薬として用いることがあります。

●片頭痛の薬には、毎日飲む予防薬と、頭痛発現時に用いる頓服薬があります。これらを正しく使い分け治療効果をあげるようにしましょう。

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