副 項 目 | 低カリウム血症 |
程 度 | ★★ |
概 説 | 血液中のカリウム分が減少した状態。ひどい低カリウム血症は、不整脈や心不全、ミオパチー(筋肉の病変)を起こしやすい危険な状態であるともいえる。ある報告によると、低カリウム血性ミオパチー(筋肉の病変)の31%は薬剤性であるという。 |
症 状 | 心臓がドキトキする、脈が乱れる、だるい、便秘、ミオパチー(手足に力が入らない、筋肉痛) |
原因薬の例 | 利尿薬(スピロノラクトンは除く)、甘草含有製剤(漢方)、グリチルリチン(グリチロン)、抗生物質、抗パーキンソン薬、インスリン、下剤(長期服用時)など。 |
予防・対策 | ● 長期服用時は、定期的に血液の検査を受ける。 ● 上記のような症状があらわれたら、早めに受診 ● 複数の漢方を長期に併用する場合なども注意する |