副 項 目 | 遅発性ジスキネジア |
程 度 | ★★ |
概 説 | 主に抗精神病薬の長期服用時(数カ月〜数年)に発現する薬剤性パーキンソニズムの1つ。おもに、口周辺や舌の運動に異常があらわれ、常同的に続くようになる。また、手足や体が勝手に動く不随意運動を生じることもある。いったん発症すると、治療が難しく、薬をやめても症状が残ることがある。ただ、生命にかかわるようなことはなく一定のレベルで止まることも多い。 |
症 状 | まばたきが多くなる、口周辺や舌の異常な運動が常同的に続く(口周辺がピクピクけいれん、口をすぼめる、口をモグモグさせる、舌のふるえ)、足踏み、体のゆすり。 |
原因薬の例 | おもに抗精神病薬。 |
予防・対策 | ● 上記のような症状があらわれたら、早めに受診 ● 本人は自覚はしていないこともあるので、ご家族も注意を払う ● 医師の判断で、減量、中止または他の薬への切り替え |
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