副 項 目 | 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP) |
程 度 | ★★★ |
概 説 | 血小板減少、溶血性貧血、発熱、精神神経症状、腎機能障害などさまざまな症状があらわれる。飲みはじめから2ヶ月間に発症することが多い。発生頻度はまれだが、適切な処置をとらないと致死率が50%を越えるという報告もある。くわしい原因は不明。 |
症 状 | 出血傾向:皮下出血(青あざ)、鼻血、血尿、歯肉出血。発熱、だるい、食欲不振、意識の乱れ、傾眠。 |
原因薬の例 | 抗血小板薬(塩酸チクロピジン)、抗リウマチ薬(ペニシラミン)など。 |
予防・対策 | ● 長期服用時は、定期的に血液検査を受ける。とくに飲み始めの2か月間は、2週に1回の検査が必要(塩酸チクロピジン)。 ● 塩酸チクロピジンの服用に際しては、病状に対しその有用性がどの程度あるのかを、医師から確認しておく ● 上記のような症状があらわれたら、すぐに病院に連絡または受診 |