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Top Menue 漢方薬x27 不妊症(漢)

補血薬
当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)、四物湯(シモツトウ)、温経湯(ウンケイトウ)、十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)

冷え症で貧血ぎみ、体力のあまりない寒・虚証タイプには、これらの「補血薬」を用います。当帰芍薬散はその代表で、不妊症にいちばんよく処方されています。むくみや胃がチャポチャポするなど湿証であることも使用目安です。逆に、皮膚や唇がカサカサ乾燥しやすい燥証の人には、四物湯か温経湯が適します。十全大補湯は、病中病後などにおける体力の回復を助け、妊娠しやすい状態にもっていきます。

駆お血薬
桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)、桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)、大黄牡丹皮湯(ダイオウボタンピトウ)、加味逍遙散(カミショウヨウサン)

下腹部に圧痛を認めるなど“お血”(血流停滞)の所見があるのなら、「駆お血薬」が試みられます。桂枝茯苓丸は、体力が中くらいの女性を中心に広く使われています。桃核承気湯と大黄牡丹皮湯は、便秘がちで体力のある熱・実証タイプ向けです。加味逍遙散は、頭痛や肩こり、のぼせ、足の冷え、不眠など不定愁訴の多い女性に好んで用いられます。

その他
柴苓湯(サイレイトウ)

柴苓湯にはステロイド様の免疫調整作用のほか血小板凝集能抑制作用があるとの報告があります。そこで、抗リン脂質抗体価が陽性の不育症(習慣流産)の治療に応用されることがあります。ステロイド薬のような強い作用は期待できませんが、副作用はほとんどありません。


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<メモ>
  • 妊娠後の服用の継続については医師とよく相談しましょう。漢方薬においても、妊娠中は用量に注意するなど慎重に用いる必要があります。

  • 不妊の原因は、排卵障害や子宮の器質的な問題、さらに男性不妊も含めさまざまです。個々のケースにより治療法も異なります。本格的な排卵障害においては、西洋薬のクロミッドなどによる治療のほうが、漢方薬よりはるかに確実です。

  • 特別な病気がなくても、精神的なストレスや過度なダイエットで排卵が止まってしまうことがあります。このような場合、心身の休養とリフレッシュ、食生活の改善をはかることが大切です。

    
    

 
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おくすり110番