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Top Menue 漢方薬x27 関節痛(漢)

関節痛向け方剤-1
越婢加朮湯(エッピカジュツトウ)、桂枝加朮附湯(ケイシカジュツブトウ)

越婢加朮湯と桂枝加朮附湯は、関節痛や神経痛に用いられる代表的な方剤です。前者は熱・実証向き、後者は寒・虚証向きです。顔色がよく暑がりの人には越婢加朮湯を、冷え症で体の弱い人には桂枝加朮附湯ということになります。

関節痛向け方剤-2
麻黄湯(マオウトウ)、麻杏よく甘湯(マキョウヨクカントウ)、よく苡仁湯(ヨクイニントウ)、桂芍知母湯(ケイシャクチモトウ)

これらには、痛みを発散して治す“麻黄”という生薬が含まれます。麻黄湯は急性期で体力が保たれたいる実証の人に用います。麻杏よく甘湯は麻黄湯の変方で、より湿証向きです。やや慢性化し、実証ないし中間証の人には、苡仁湯がよいでしょう。苡仁湯には、血行をよくする当帰(トウキ)や芍薬(シャクヤク)が配合されているので、腫れをともなうときにも適します。

関節痛向け方剤-3
防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)、疎経活血湯(ソケイカッケツトウ)、五積散(ゴシャクサン)、苓姜朮甘湯(リョウキョウジュッカントウ)、大防風湯(ダイボウフウトウ)、柴苓湯(サイレイトウ)

膝の痛みには、防已黄耆湯が好んで用いられます。とくに、汗かきで水ぶとりタイプの寒・虚証の人に最適です。そのほか、足腰が冷えて痛むときには、疎経活血湯や五積散、苓姜朮甘湯などを証に合わせて用います。大防風湯は、病気が長びき体力が低下し、冷えをともなうときに向く処方です。


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<メモ>
  • 関節痛は、少なくとも急性期においては表証にあたります。したがって、発散性生薬の桂枝や麻黄が配合された方剤が効果的です。同時に、“水毒”や“お血”(うっ血・腫れ)をともなうことが多いので、それらを改善することも重要です。慢性期には体質改善を目的とする裏証用の方剤も使われます。関節リウマチや神経痛においても、ほぼ同様なことがいえます。

    
    

 
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おくすり110番