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Top Menue ビタミン・栄養x18 ビタミンA

ビタミンA
チョコラA肝油

ビタミンAは、皮膚や粘膜の代謝にかかわっています。「目のビタミン」とも言われ、欠乏すると、夜盲症(とり目)になったり目が乾燥したりします。ただ、最近は本当の欠乏症は少なく、処方頻度はそれほど多くありません。ビタミンAの補給を目的として用いるほか、皮膚科ではニキビの角質抑制効果を狙って処方されます。

副作用はほとんどありません。ただ、脂溶性ビタミンですので、飲みすぎると体内に蓄積され、吐き気や下痢、発疹、皮がむける、髪が抜けるといった中毒症状がでるおそれがあります。また、妊娠中のビタミンAの大量服用は、おなかの赤ちゃんによくありません(逆に不足もよくありません)。ニキビの治療にチョコラAを飲んでいる女性で、妊娠出産の予定のある場合は、事前に医師と相談しておきましょう。


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<メモ>
  • 夜盲症は目の暗順応がスムーズにできなくなり、暗いと物が見えにくくなる症状です。栄養性の夜盲症や角膜軟化症にはビタミンAの補給が必須です。ただ、夜盲症には栄養性以外にも網膜色素変性症などによるものがあります。欠乏症以外の目的でむやみにビタミンAを飲んでも必ずしもよい効果は期待できません。

  • ビタミンAのもと「カロチン」の”ガン予防効果”が注目されたことがあります(粘膜強化、抗酸化云々)。本当かどうかを確認するため、約2万2千人の医師(男性)が参加した研究がおこなわれています。プラセボ(にせ薬)を飲む人と、カロチンを飲む人に分かれ、12年間にわたりその効果を検証する試験です。残念ながら、ガンになる人の割合に差はなく、カロチンのがん予防効果は実証されませんでした(11.7% vs 11.5%)。

  • ビタミンAの作用を強めたレチノイドの仲間は、乾癬やガンの治療薬として使われています。こちらの作用は強力です。一方で、副作用がでやすく、また強い催奇性があります。専門医により慎重に使用されなければなりません。

  • いくつもの疫学調査や症例報告などから、妊娠中のビタミンAの多量服用が奇形の発現率を高めることが分かっています。どの程度の量によるかは必ずしもはっきりしませんが、1995年に、1日10000単位以上とする研究報告がされ注目されました。高めの報告としては、1日40000単位以上に限り奇形発現率の上昇が認められたという調査があります。食べ物のなかにもビタミンAがたくさん含まれるものがあります。とくに、レバーは一食分でも10000単位を超えてしまうものです。妊婦初期の3ヶ月間くらいは、レバーは食べすぎないほうがよいでしょう。逆に、ビタミンAや葉酸の不足も赤ちゃんによくないことが分かっています。普通の食事なら大丈夫です。

  • ビタミンA(またはカロチン)を多く含む食品には、レバー、うなぎ、卵、牛乳、バター、マーガリン、黄緑野菜(人参、かぼちゃ、パセリ)、果物などがあります。なお、黄色野菜や果物に含まれるカロチンは必要な量だけビタミンAに変換されますので、とりすぎの心配はありません。

    
    

 
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