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卵胞・黄体ホルモン配合薬(EP配合剤)
プラノバールルナベルヤーズジェミーナ、各種避妊薬

いわゆるピルと呼ばれるEP配合剤です。卵胞ホルモン(E:エストロゲン)と黄体ホルモン(P:プロゲステロン)が配合されており、女性ホルモンがかかわるさまざまな症状に使われます。たとえば、生理痛(月経困難症)、生理不順、無月経、機能性子宮出血、月経前緊張症(PMS)、子宮内膜症、不妊症、さらに生理日の変更などにも応用されます。治療用ではありませんが、経口避妊薬(別項)もこの部類です。症状または治療目的により、使用薬剤や用法用量が異なりますから、決められたとおりに服用してください。

古くからのプラノバールは、生理痛や生理不順をふくめ女性特有の症状に汎用されてきた実績ある中用量EP配合剤です。一方、ルナベル、ヤーズ、ジェミーナは、月経困難症の治療に特化した低用量EP配合剤になります。卵胞ホルモンの低用量化により血栓や乳がんのリスク低減がはかられているのが特徴です。従来の28日周期法に加え、124日周期法(ヤーズ)と84日周期法(ジェミーナ)が開発されおり、月経パターンを踏まえ、患者さんの好みやライフスタイルに応じて選択できます。避妊薬にも同様の効果がありますが、あくまで避妊が目的なので保険は利きません。

副作用で比較的多いのは、吐き気、頭痛、乳房の張り、乳房痛、予定外の不正出血(点状出血)などです。これらはホルモン環境が一時的に変化するためで、飲み始めに多くあらわれます。出血は、飲み忘れでも起こりますから注意しましょう。重い副作用はほとんどないものの、ごくまれに血栓症を引き起こすことがあります。血栓は、血液の固まりによる血管の詰まりです。生じる部位はいろいろ。手足 とくにふくらはぎの痛みやシビレ、突然の息切れや胸の痛み、激しい頭痛、手足の麻痺、話せない、急に視力が落ちるといった症状が前触れとります。万一、そのような症状があらわれたら、直ちに受診してください。タバコは血栓症の危険性を増やしますから、できるだけやめてください。


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<メモ>
  • 女性ホルモン薬は、その配合成分により、卵胞ホルモン薬(E)、黄体ホルモン薬(P)、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの配合薬(EP)、卵胞ホルモン製剤と男性ホルモンの配合薬(EA)などに分かれます。症状や治療目的により使い分けますが、処方頻度が最も多いのは卵胞ホルモンと黄体ホルモンを配合したEP配合剤です。

    
    

 
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おくすり110番