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Top Menue ／ 目の薬x19 ／ ドライアイの薬-1

▼人工涙液 ※マイティア、マイティアドライアイ、ソフトサンティア 涙の成分に近い目薬です。涙が不足しているドライアイに用います。目の表面が潤い、ドライアイにともなう不快な症状がやわらぎます。配合成分や保存剤のあるなしなどで使い分けられます。保存剤の入っていない一回使い捨てタイプは、頻回にさしても安心です。また、ソフトサンティアはソフトコンタクトレンズ装着時でも使用可能です。なお、マイティアドライアイとソフトサンティアは保険がきかない一般用医薬品になるので自費扱いになります。 ▼ヒアルロン酸 ※ヒアレイン、ヒアレインミニ、アイケア ヒアルロン酸点眼液は、ドライアイの治療に標準的に用いられています。涙液を安定化させ目の乾燥を防いで、目の表面の荒れを治します。ドライアイなどで、角膜や結膜が傷ついているときに有用です。傷がひどいときなど、防腐剤の入っていない使い捨てタイプの点眼薬も使われます。 ▼P2Y2受容体作動薬 ※ジクアス 新しい作用機序をもつドライアイ治療薬です。結膜上皮のP2Y2受容体に作用し、涙を構成している水分や粘液成分のムチンの分泌を増やします。そして、涙液が量的にも質的にも改善され、涙が正常な状態に近づくわけです。涙の状態がよくなると、ドライアイにともなう諸症状が改善し、角膜炎の治癒にもつながります。 ▼ムチン産生促進薬 ※ムコスタ ムチン産生促進作用をもつドライアイ治療薬です。ヒアルロン酸点眼液（ヒアレイン）との比較試験で、優とも劣らない有効性が示されています。とくに角膜に多くの障害がみられる重度のドライアイにおいて有用性が高く、目のかさつきやごろごろ感、痛みなどのすばやい改善効果が期待できます。保存剤を含まない１回使い捨ての無菌デイスポーザプルタイプです。 [PR] 人気の薬系書籍ベスト３０　「くすり本NAVI 」 ＜メモ＞ 涙は、目の乾燥を防ぎ、細菌やホコリから目を守る大切な役目をしています。涙の量が減ると、目に疲れを感じたり、ゴロゴロ、ショボショボ、開けているのがつらい、といったさまざまな症状がでてきます。このような状態が眼球乾燥症候群、いわゆるドライアイです。目の表面が荒れて、角膜炎を起こすこともあります。 涙は、三層になって目をおおっています。一番外側の油分の「油層」、中間の水分の「涙液層」、内側の粘液成分の「ムチン層」。この三層構造のバランスの乱れも、ドライアイの発症要因です。たとえば、マイボーム腺から分泌される油分が減少すると、涙の蒸発が早まり目が乾燥しやすくなります。 ドライアイの一般的な要因としては、テレビやパソコンの長時間の注視、空気の乾燥、老化による涙の減少や質の低下などがあげられます。パソコンと長時間向き合うときは、画面の位置を視線の下方にし、まばたきを意識して多くするとよいようです。 ドライアイの特殊な例として、シェーグレン症候群、マイボーム腺の細菌感染、また高血圧の薬などによる薬剤性によるものもあります。きわめてまれな病気ですが、スティーブンスジョンソン症候群や眼類天疱瘡で結膜が障害されると、涙の粘液成分"ムチン"が減少し重いドライアイになることがあります。

　

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