概説 |
目の荒れを治す目薬です。目の乾燥を防ぐ働きもします。 |
作用 | 目の表面を保護し、傷が治るのを助けます。また、涙液を安定化させ目の乾燥を防ぐ作用もあります。ドライアイなどで、角膜や結膜が傷ついているときによく用います。傷がひどいときは、防腐剤の入っていない使い捨てタイプの点眼薬も使われます。 |
注意 |
 【使用にあたり】
- 症状により、用法用量が異なります。点眼方法や点眼回数は、説明書に従ってください。
- ソフトコンタクトレンズをつけたまま使用しないでください(1回分タイプは可能)。
- 1回分タイプ(ミニ)の場合、最初の1〜2滴は点眼せずに捨てるようにします。
- 1滴点眼したあと、ゆっくりと目を閉じ、まばたきをしないで1分間そのまま目を閉じていてください。
- 特別な指示がなければ1滴で十分です。うまく命中しなかったときだけ、もう1滴さすようにすればよいでしょう。
- 点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意しましょう(薬液汚染防止のため)。
- 点眼液が目の回りに付いたり、目からあふれ出たときは、すぐ拭き取るようにしてください(かぶれることがあります)。
- 1回分タイプ(ミニ)の場合、必ず1本で1回の使用に限定します。使用後の容器は廃棄してください(薬液が残っていても捨てる)。
- 他の点眼薬と併用しているときは、5分間以上の間隔をあけて点眼してください。
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効能 |
 【一般用】
- 次の疾患に伴う角結膜上皮障害//シェーグレン症候群、スティーブンス・ジョンソン症候群、眼球乾燥症候群(ドライアイ)等の内因性疾患。
- 次の疾患に伴う角結膜上皮障害//術後、薬剤性、外傷、コンタクトレンズ装用等による外因性疾患。

- 【手術補助用】

- 白内障手術・眼内レンズ挿入術・全層角膜移植術における手術補助。
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用法 |

- 【一般用】

- 1回1滴、1日5〜6回点眼し、症状により適宜増減する。なお、通常は0.1%製剤を投与し、重症疾患等で効果不十分の場合には、0.3%製剤を投与する(ヒアレイン)。

- 【手術補助用】

- 省略。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
副作用はほとんどありません。かえって、充血や痛みがひどくなるときは、早めに受診してください。
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