[Home] |
|
Top Menue / 糖尿病の薬x6 / 糖尿病の薬-2 |
▼αグルコシダーゼ阻害薬 ※グルコバイ、ベイスン、セイブル 食後の血糖上昇をやわらげるお薬です。糖分の消化吸収を遅らせることで食後の高血糖を改善します。軽い糖尿病に単独で用いるほか、別系統の糖尿病治療薬と併用することも多いです。服用時間は食事の直前です。2型糖尿病に用いるほか、1型糖尿病におけるインスリン療法に併用することがあります。人によっては、おなかが張ったり、オナラが多くなることがあります。しだいに慣れることが多いのですが、ひどいときは早めに受診しましょう。 ▼SGLT2阻害薬 ※スーグラ、ルセフィ、フォシーガ、アプルウェイ、デベルザ、カナグル、ジャディアンス 尿糖排泄促進作用をもつ新しい血糖降下薬です。腎臓でのブドウ糖の再吸収をおさえ、ブドウ糖を尿中へ排出させることで血糖値を下げます。インスリンとは関係なく作用するので、体重増加の心配がなく、また効きすぎによる低血糖も起こしにくいと考えられます。主に2型糖尿病に用いられますが、スーグラは2型に加え1型糖尿病にも使えます。 同類薬(SGLT2阻害薬)によるいくつかの大規模長期試験(CVD-REAL、EMPA-REG OUTCOME)が行われており、心筋梗塞や脳卒中など心血管イベントの発症リスク減少、心不全による入院率低下、心血管死や全死亡の有意な減少が認められています。長期的な予後改善効果も期待できそうです。 ▼ビグアナイド薬(BG薬) ※メトグルコ(旧:メルビン)、グリコラン、ジベトス BG薬ことビグアナイド系薬剤です。代表的なのはメトホルミンで、メトグルコとグリコランの主成分になります。メトグルコは高用量処方が可能なメトホルミン製剤として、2010年に改めて承認を取得しました。この系統は、前項のインスリン分泌促進薬とは異なり、インスリン分泌を介することなく血糖降下作用を示すインスリン抵抗性改善薬の部類になります。複合的な作用を持ちますが、おもな作用は肝臓での糖生成を抑制することです。乳酸アシドーシスが問題視され、国内ではほとんど使われていませんでしたが、イギリスでおこなわれた大規模臨床試験でよい結果が得られ、最近見直されています。ことに、肥満タイプの2型糖尿病に好適で、SU薬など他の血糖降下薬と併用されることが多いです。 ▼チアゾリジン薬(TZD) ※アクトス チアゾリジン誘導体のピオグリタゾンが有効成分。作用的にはインスリン抵抗性改善薬の部類で、筋肉や脂肪組織、肝臓などにおけるインスリン感受性を高める作用をもちます。そして、肝臓での糖産生がおさえられ、また血液中の糖分が筋肉に取り込まれるなどして、血糖値が下がります。注意すべき副作用に浮腫(むくみ)があり、もともと心臓病のある人は使用できないことがあります。 [PR] 人気の薬系書籍ベスト30 「くすり本NAVI 」
|
↓スポンサーも訪れて下さいネ | 投げ銭してネ ! | |
Good luck & Good by ! | ||
おくすり110番 |