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Top Menue 心の薬x14 精神症状の薬-3

SDA、MARTA、DSS
リスパダールルーランセロクエルジプレキサエビリファイ

新しいタイプの非定型抗精神病薬です。これらには2つの特徴があります。第一は、統合失調症の「陰性症状」にある程度有効なこと、第二は副作用のパーキンソン症状や遅発性ジスキネジアが少ないことです(参:メモ)。このような利点から、統合失調症に対し、まず始めに非定型抗精神病薬が処方されることが増えてきました。

全般的に副作用は少ないのですが、飲み始めの”立ちくらみ”や”めまい”には注意が必要です。また、抗コリン作用にもとづく自律神経系の副作用もみられます。口の渇き、便秘、尿がスムーズに出ない、動悸などです。ほかに、パーキンソン症状の”手のふるえ”や”体のつっぱり”もそれなりにあります。さらに、眠気、食欲亢進、体重増加、高血糖などもSDAに特徴的な副作用です。とくにセロクエルとジプレキサでは、血糖値の上昇に注意しなければなりません。

その他
クロザリル

非定型抗精神病薬の元祖、ただし他とは一線を画します。治療効果が高い反面、重篤な無顆粒球症や糖尿病の発症率が高いのです。そのため、第一選択薬とはせず、有効な治療薬が見いだせない治療抵抗性統合失調症に対し最後の切り札とします。最初は入院し、厳重な管理下で使います。


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<メモ>
  • SDA(Serotonin-Dopamine Antagonist)は「セロトニン・ドーパミン拮抗薬」と訳されます。従来の安定剤は、おもにドーパミン(D2)系神経の過剰伝達を抑えますが、SDAはドーパミンとセロトニン(5HT2A)の両方の神経を抑えます。さらに、ジプレキサでは、それらに加えアドレナリンやヒスタミン、ムスカリンなど多数の神経受容体に作用することから多受容体作動薬(MARTA)と呼ばれます。これら新しいタイプの安定剤を「非定型抗精神病薬」とし、従来からの古典的な安定剤を「定型抗精神病薬」とします。

  • 従来の定型抗精神病薬は、統合失調症の陽性症状(妄想、幻聴、混乱、興奮など)によく効きますが、陰性症状(感情鈍麻、思考・意欲減退など)にはあまり効きません。また、副作用の「遅発性ジスキネジア」が、しばしば問題となります。これらの弱点を、ある程度カバーできるのがSDAやMARTAです。

    
    

 
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