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▼ヒダントイン系 ※アレビアチン、ヒダントール、複合アレビアチン、ヒダントールD・E・F 古くから使われている古典的な抗てんかん薬です。部分発作に第2選択されるほか、全般発作の強直間代発作(大発作)にも効果が高いです。ただし、全般発作のうち欠神発作(短時間気を失う)と脱力発作(力が抜け転倒)には無効とされます。アレビアチンとヒダントールの有効成分はフェニトイン、複合アレビアチンとヒダントールD・E・Fはフェニトインとフェノバールの配合剤です。作用のしかたは、てんかん発作を誘発する脳内の電位依存性ナトリウムチャネルを阻害するなどして興奮性伝達を抑制、神経膜を安定化させることで抗けいれん作用を発揮します。 副作用でわりと多いのは吐き気です。フェニトインによる眠気は少ないのですが、フェノバールを含む複合アレビアチンなどでは注意が必要です。また、フェニトインは増量により血中濃度が急上昇することがあるので、必要に応じて血中濃度を測定する必要があります。血中濃度が高くなると、手のふるえ、ろれつがまわらない、眼振(眼のふるえ)、二重に見える、ふらつき、動きが鈍くなるといった中毒症状がでやすくなります。そのような場合は早めに医師に報告してください。長く飲み続けていると、歯ぐきが腫れてくることがあります。歯磨きのとき歯肉をよくブラッシングして、口内を清潔に保ちましょう。葉酸というビタミンが不足してくることがあるので、フォリアミンという薬で補給することがあります。 ▼バルビタール系 ※フェノバール、プリミドン 脳の神経をしずめ興奮しにくくして、てんかん発作を予防します。副作用がやや多く、また集中困難となったり、意識レベルが低下しやすいこともあり、昔ほどは使用されなくなりました。ふつう、他の抗てんかん薬が無効なときに第2、第3選択されます。部分発作によく効きますが、欠神発作には無効とされます。眠気やふらつきを起こしますので、車の運転をふくめ危険な機械の操作は避けてください。 ▼エトスクシミド ※エピレオプチマル、ザロンチン とくに全般発作の欠神発作(ごく短時間の意識消失発作)とミオクロニー発作(体や手足のぴくつき)に効果が高いです。欠神発作に対しては第1もしくは第2選択されます。部分発作や強直間代発作(大発作)には無効なので用いません。エピレオプチマルは粉薬、ザロンチンは子供に飲みやすいシロップ剤です。 [PR] 人気の薬系書籍ベスト30 「くすり本NAVI 」
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おくすり110番 |